ギアス部屋
□4.小首を傾けて見上げる姿
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「ルル!誕生日おめでとうw」
「ありがとう、シャーリー」
学校が終わった後での、ルルーシュの家でのデート。
毎日の日課みたいになっている。
「あのね、遅くなっちゃったけど・・・プレゼントあるんだ。・・・受け取ってくれる?」
少し不安そうにたずねる、シャーリー。
「当たり前だろ。シャーリーから貰えるものならなんでも嬉しいよ。」
「えへへ。ありがとう、ルル。」
ルルーシュは、笑った彼女が一番好きだ。
でも・・・・・・
「・・・シャーリーがほしい」
「・・・え?」
「俺が一番欲しいのは“シャーリー”だ。」
「えっ・・・と・・・」
「・・・だから」
ルルーシュは、シャーリーを後ろから優しく抱きしめた。
「ルル!?」
シャーリーの顔がかぁと赤く染まる。
「シャーリー、キスして?」
「え!?///」
一層、彼女の頬が赤くなる。
それを見てルルーシュは嬉しそうに笑った。
彼女の笑った顔の次に、好きな彼女の顔。
真っ赤に染まった、俺のことが好きだと書いてある顔。
「・・・シャーリー」
耳元で甘く囁く。
「・・・っ・・!///」
耳元で囁かれた声に、ぴくりと反応する。
強張った肩が、真っ赤な耳がかわいい。
シャーリーは、ゆっくりとルルーシュの方に顔を向けて、そっと彼の唇にキスをした。
そんな彼女に、ルルーシュは満足気に笑い、お返しのキスをした。
甘く、深いキスを―――――
end.