記憶

□情報
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「で?その女とはどこで会ったんだよ。」


樋口に口早に問う。


「うちの近くのカフェです。

人探し以外にすることがないから結構入り浸ってるって言ってました。」



「なるほどな。


突然知らねェ奴に声掛けられても、そいつは口を開かねぇと思う。



そういう訳だ。

その女と距離縮めてこい、樋口。命令だ。」



「......。」


やっぱこうなるよな。

でもここは樋口しか頼みの綱がねェ。



「そう難しいことじゃねェよ。


ただそいつと仲良くなって、連絡先手に入れて、その異能力でどんなことをしてきたかを聞き出せばいい。



もちろん、手前がポートマフィアってことはバレんなよ。


じゃあ後は頼んだ。」


昼飯付き合ってくれてサンキュな。


そう言い残して席を立った。
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