高校生

□溺愛
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部屋に蘭を連れてくる
ドアを閉めるなり軟弱な童をベッドに放る




「もっと丁寧に扱ってよね?」




そうわざとらしく膨れて抗議の声を上げるが、俺は知っている
それは蘭の演技だということを、この女の正体はこんなものじゃない
小動物、なんて可愛いものじゃない
か弱い、なんてヤワな女じゃない




「乱暴な方が好きだろう?」




顎をつかみ、くっと俺の方を向かせるとさっきまでの表情とは違ったこいつの本性の顔が現れる




「ふふ、正解♪
いいよ?もっと乱暴にして?嬲って?私のこと、ぐちゃぐちゃにぶち壊してよ」




目を細めて挑発してくる
こんな安い挑発に乗るのはお前だからだ
お前以外には反応しない
俺の体が疼くのは、お前だけだ




「んっ……ぁん…」




お前が1番触れて欲しいと思ってるところには触れずに、童の戯れのように首筋から胸元にかけて啄ばむだけのキスをすると、切なげな吐息が漏れる




「…意地悪」

「何がだ?」

「わかってるくせに…」




熱を帯びた視線が求めるように俺を見つめる
そうだ、お前はそうして俺だけを求めていればいいんだ




「ここ…、もうこんなになってるの…」




俺から視線を外さずに、1番触れてほしいところを自分で弄ぶ
卑猥な水音が何もない部屋に響く、これがまた俺の体の中心に熱を持たせる




「はぁっ…んん、
ねぇ、聞こえるでしょ?もう…こんなに…トロトロなのっ…んっ」




自分で快楽を得ようと細い指で自身の中をかき回す蘭
目の前で、雌の顔になっていくこいつは罪深いくらいに艶っぽい
こいつの自慰を見ているのも悪くないが、そう簡単に快楽を与えてやらない

俺は中をかき回すその手を掴み、自慰行為をやめさせた
細い指に絡みつくこいつの愛液を舐め取ってやればまた小さな喘ぎ声をあげる




「甘いな…」

「んぁっ…なん、で……」

「こんな細い指じゃ、満足できないだろ?手伝ってやる」

「んぁぁぁっ!……あぅ…はぁ…」




こいつのか弱い指の代わりに俺の指をこいつの中に入れてやる
熱い肉の壁が俺の指を逃すまいと締め付けてくる
溢れる愛液で蕩けている中は俺の指ですら簡単に飲み込んでいく




「淫乱な奴だ、こんなに締め付けてきやがる」

「あぁっ、そこっ……ダメぇ…」

「ダメなわけねぇだろ?ここがイイんだろ?あ?」




こいつのイイところなんて知ってる
どこを弄ってやればよがるのかなんて知り尽くしてる
だから、お前はこうしてただ喘いでいればいい




「あんっ…お頭ぁ……もう、ちょうだい…」

「何が欲しいんだ?言ってみろ」

「知ってるくせに…」

「わからねぇなぁ」




懇願するような顔で俺を見る
お前が望むもんくらいわかってる
だが、あえて手放しでお前に全てを与えてやらない
もっと俺を求めろ、懇願しろ、俺に溺れろ蘭




「お頭の、硬くて大きいのでラムのここを突いて欲しいの…
ラムの中に熱いのいっぱい出して?」




頬を赤らめて、潤った瞳でそう言う蘭
恥ずかしがっているようなその仕草も芝居だろう?

まぁいい、これはお前という女に惚れた俺の弱みだ、もう焦らしは無しだ
痛いくらいに脈打つ自身を、すでに受け入れる準備ができている蘭の入り口にあてがう




「んはぁ…んん…熱い…ね
いいよ…、来てぇ……そのあっついので私のことめちゃくちゃにして…」

「お前の望むようにしてやる、蘭」




蘭の腰を掴み、逃げられなくする、そもそも逃げるはずはないが
こいつのイイように動かせてやるつもりはない、俺のヤりたいようにお前を犯す
それがお前の望むことだろ??




「んぁぁぁ、ぁん
お、おかしらぁ…っ、んはっ…激しっ…んんっ」

「くっ…、いいぞ、千切られそうなくらい締め付けてくる」

「はぁっ、んんっ、あっ…ん
も……だめぇっ…イクっ、んぁっ」




体を弓なりに反らせぴくぴくと痙攣する蘭
一度達して敏感になっている蘭を繰り返し責める、体勢を変えリズムを変え、何度もこいつの好きなところを突いたり、わざと外して焦らしたり




「はぁ…はぁ…、ん…はぁ…」




肩で息をする蘭
額ににじむ汗すら淫乱な彼女を飾る宝石のようで俺の欲情を煽る




「…もっと、しよ?」

「当たり前だ、今夜は眠れると思うなよ?」




噛み付くようにキスをすると
砂糖よりも甘ったるい吐息が漏れる
この女のことを、こんなに好きになってしまった自分を嘲笑いながら、朝まで何度もこの性悪女を抱いた




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