妖狐

□デート@
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高級マンションの最上階
大きな窓から外を見渡せばまるで空の上から世の中を見下ろしているかのよう




キレイな部屋、広い空間、大好きな人
これ以上ない贅沢な暮らしをしてる自覚はあった




「玉藻先生♪」

「なんです?」

「デートしよ?」



ある日そんなわがままを言ってみた
外科医として忙しく働いている玉藻先生だからきっと無理だと言われるだろうとは思った
でも、わがままな私はそのわがままを口にした




「…デートですか、いいですよ」

「え、」

「ですから、デートしましょう」




かくして、意外とすんなりと玉藻先生とのデートが決まった




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