監督の部屋

□休日の過ごし方
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私のじゃないアラーム音がきこえる
カーテンからこぼれた外の光がダイレクトに私を照らして眩しい




「んん…」

「クソガキー、朝やでぇ」

「んー、ん」




なかなか目が覚めなくて布団の中をもぞもぞと移動する




「こーら、起きろ言ぅてるやろ」




私を包み込んでいた布団が剥ぎ取られる




「んん…、ひどぃ…」

「いつまでも寝てるからや
今 何時や思ってんねん」

「朝…」

「もうとっくに昼過ぎやで」

「ぅえ?!」




ケータイを探しあて画面を見ると、本当だ12:17って書いてある




「色気ない声出すなや
おはよーさん、寝坊助」

「…はよ」




朝から…、いや正確には昼だけど
目覚めて一番に見るのが好きな人っていうのは幸せだけど
私は寝起きがあまり良くない方なうえに下半身は自分の物じゃないのではないかと疑いたくなるくらい重いのでテンションは低い




「体、しんどないか?」

「…しんどい」




そう言い残し私はせっかく起こした上半身を再びパタリと布団に放った




「可哀想になぁ、誰やぁ?こんななるまで責めたんは」

「白々し…」




オサムちゃんはわざとらしくそう言い
横になっている私の上に覆い被さった
冷たい手が私の頬を撫でる
私はむっ、と眉を寄せて言った



「しゃーないやろ?蘭が可愛くて止まらんねん」

「どーだか」

「ほんまやで?
何なら今からもっかいヤりたいくらいやで」




啄ばむように首筋にキスを落とされ愛の証を刻まれ、だるい下半身に甘い痺れが広がる




「ちょっ…ゃん…、 今 起きたばっかなのにぃ……」

「いつまでもそんなカッコしてるからやろ」




そんなこと言われても、昨日の夜セックスしてそのまま寝ちゃったんだからパンツ履いてるだけ褒めてほしい




「んはぁ…、もぅ……バカ…」




バカなのは私の方
こんなおふざけみたいなキスをされただけで体の奥がうずいてる
もう欲しくて堪らなくなってる
こんなだから、いつまで経ってもオサムちゃんにクソガキ扱いされるんだろうなぁ…




「欲しそうな顔しとるやないか
ほんま、淫乱なクソガキやなぁ」




そのクソガキに欲情してるのはどこの大人だ、という反論は言葉にはならず喘ぎ声になって響いた

卑猥な水音と肌と肌がぶつかる音が部屋に響く
さっきまであんなにだるかった下半身は快楽を求めていやらしく動いている




「はぁっ…んっ……ぁっ…」

「蘭っ、んなシメたら…」




腰を動かしながらオサムちゃんが快楽に耐える声はやや掠れていつにも増してエロい
私の中でピクピクと脈打ってるソレはもうすぐ達しそうなことを私に伝える




「んぁぁっ…もぅ…、イクっ…」




オサムちゃんのをきゅうきゅう締め付けて私は達した
オサムちゃんも、くっと一瞬息を止め私の中に熱いものを注ぐ
私の中は吐き出される液体を一滴残さず搾り取ろうと大きさを落ち着かせていくソレを咥えている




「はぁ…はぁ……」




肩で息をする私を慈しむようにオサムちゃんの大きな手が撫でる
子どもを寝かしつけるようなその優しい手つきが愛おしい




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