中学生
□British Love
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青い目をした色素の薄い少年
幼い頃両親の仕事の都合で少しだけイギリスにいた時期があった
その時に出会った綺麗な少年のこと未だに忘れることができない
彼は確かに存在した、夢なんかじゃない
ずっと信じていた
信じていたなんて言葉じゃ正しくない
私はずっと恋をしていた
右目の下にホクロのあるあの子に
もう一度会うことはできないだろうか
そう考えて、私はイギリスに行く機会がある氷帝学園中等部に入った
そして私は、そこで運命の再会をした
『今日からこの俺様が、氷帝学園のキングだ』
入学式の挨拶でステージの上で高笑いしているその人はまさに私がずっと忘れられない彼だった
「跡部、景吾…」
きっとこれは運命
私は彼と再会する運命だったんだ
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