■夢ノ事典

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【妖 (あやかし)】
 神仏と対になる、人間の負の感情(陰の気)を基に具現化したモノ。
穢れた妖気(陰の気)に侵されることで凶暴化し、人間に仇を成す存在となる。
しかし、侵されていなければ、人間と共存できる種も多い。
因みに、西洋で言う「悪魔」がこれ。妖魔、魔物、魔獣は種によって「妖」だったり、動物や精霊の突然変異体だったり色々。
 ぶっちゃけてしまえば、性質が正反対なだけで神仏と同じ「モノ」。

【陰ノ主 (いんのぬし)】
 陰の気が凝り固まったもの。全ての妖の父――通称・常闇ノ皇。
現在は存在していないが、今でものその存在は「偉大な父」として妖たちに信仰されている。

 かつては妖世界(魔界)で王として妖たちを統べていたが、獣神に鵺の管理を押し付けられ、地上へ上がる。
割と平穏に島国(日本)暮らしをしていたが、ある時に妖を殺しまくる人間と出会い、敵対する。
そうしてドンパチを続けるうちに惹かれあい愛し合うものの、彼女の悪癖は止まらず、苦渋の末に己が命をとして、妖を殺すこと自身が死ぬ――という呪を一族徒党にかけた。
またその際に、陰ノ主としての力と、彼女に胎に子を残している。
――そうして生まれたのが、心皇一族である。

 因みに、刀乱時間軸ではとある術士の手によって、呪が解かれている。

【陰陽宮 (おんみょうぐう)】
 安倍清明、蘆屋道満を祖とする陰陽師一族が共同運営する陰陽師の組織。
 一時は政治にまで強い発言力を持つまでになった陰陽師の一族ではあったものの、陰陽師弾圧などにより存続が危ぶまれた折に設立された。
 主権を握っているのは安倍家で、超災を仕切っていたのも安倍家だった――が、心皇一門介入後は権威が落ちている。

 過去に一悶着あって安倍家と心皇一門は折り合いが悪い。が、蘆屋と心皇はそうでもない。

【心皇家 (しんおうけ)】
 江戸崎家に使える裏四神の内のひとつ。通称・裏青龍。
しかしその歴史は江戸崎家などよりずっと古く、平安時代から続いている。
 初代当主が陰ノ主の役目を負うと同時に、北(北海道)へ居を移している。そのため、本家は北海道にある。

 妖の父たる陰ノ主と、最強の退魔士であり神子である人間が結ばれた末に興った一族であるため、妖との係わり合いが非常に深い。
初代当主が神子であったため、獣神とも関わりが深い。が、巫女的ことをしているのは、あくまで詠地家。

 心皇の存在理由は、鵺の管理及び、妖たちの守護・管理であるため、人間の手助けはしないスタンス。
しかし、色々あって常闇などの妖勢力が勢いを増して以降は、江戸崎の求めに応える形で、人の営みを守る超災に協力している。

【神格武装 (しんかくぶそう)】
 獣神が保有する武装。矛と盾の二つがある。
この武装の片方を神子に与えることで、矛盾のない神となる――とされる。

 この武装は神子が変わる毎に更新される。そのため、「〜の神格武装としえばコレ!」というものはない。
…ただ、獣神の代でも変わらない限り、獣神の好みが変わらないため、案外武装が更新されることはない。

 「世界」の中で最も「価値」の高い武装であるため、複製はできない。
(ただ、格下の獣神のものであれば、できるかもしれない)

 これを審神者の力で目覚めさせると、基の獣神と同人格の刀剣が目覚める。因みに、当人。

【神仏 (しんぶつ)】
 人間によって「創作」された神の総称。人間の正の感情(陽の気)によって具現化している。
人の信仰心(認知度)によって力が増減する、神だが人間に依存した存在。
ゼウスとか、オーディンとか、天照とか…神話に出てくる神は全て神仏カテゴリー。
天使などの神の使いは、格が違うだけで神仏カテゴリー。
 地域ごとに神仏が存在するわけだが、神仏間での争いはご法度とされている。(人間に干渉しての領地拡大もご法度)

 土地神(自然神)と違い、能力の幅が広い。それも全ては人間の「創作」故。
しかし、獣神には幅も出力も到底及ばない。喧嘩売っても即負けるレベル。

 人間から信仰されているため、決まった神子がいずとも世界に干渉できる。ただし、好き勝手とはいかない。
仮にやったとすると多くの場合、獣神の怒りを買い、獣神の神子にぶん殴られる。
そのため、獣神の不況を買わない程度にしか、世界には干渉できない。

【獣神 (じゅうしん)】
 無から有を作ることのできる、獣の姿をした原初の神。
「世界」を見守る役目を負うため、基本的には「世界」に対して不干渉のスタンスにある。
 神子を持つと神子を通して「世界」に干渉することになるが、基本的に神子が望まなければ何もしない。
が、望まれれば割と何でもする。

 「世界」を書き換えることができるほどの力を持つが、神子の気力(生命力)を得なければ、「世界」に干渉することは一切できない。
また、神子に「望まれ」なければ、力を揮えない。
一応、無理矢理神子から気力を奪って力を振るうこともできるが、その場合には辺り一帯を焦土と変えることしかできない。

 獣神には階級がある。
四皇→四神→十二支・八柱→その他――となる。
また、獣神内で主従関係からなる派閥がある。ただし、派閥間の関係は良好。

【セシリアの歌 (せしりあのうた)】
 【文スト】オリキャラ【あや】の持つ異能力。

 能力を発動することで、動物を意のままに操ることができる。
ただし、能力を発動すると視力を失い、盲目状態となってしまう。
 体力の消耗が非常に激しいが、人間も対象が一人であれば操ることができる。

 余談だが、獣化した敦を意のままに操ることができたことがある。

【戦友 (せんゆう)】
 【文スト】夢主【柴崎まつり】が持つ異能。

 他人の異能をコピーし、使用することができる能力。
ただし、お互いの間にある程度の「関係」が成立していなければコピーすることができない。
また、相手との関係が悪化すれば、最悪能力を使用できなくなる場合もある。
 持ち主の熟練度に出力が比例する。

 「友達」「性友」「親友」「戦友」「盟友」の5ランクがあり、それによってコピーできる度合いが変わる。
「友達」「親友」の基準は非常に不透明。だが、一定の数値はある模様。

 「友達」は出力25%。
 「性友」は友達以上の関係で、性的関係を持っている状態。出力50%。
ただし、能力を使用後、性的に昂ぶるのが難点。
 「親友」は出力50%。
 「戦友」は親友以上で関係で、共闘経験がある状態。出力75%。
 「盟友」は出力100%。
ただし、親友以上の関係で、相手の死を看取った場合のみ。

【大師匠 (だいししょう)】
 オリキャラ【心皇千可】の愛称(?)。

 陰陽術などの指導者として優れていることから、こう呼ばれている。
命知らずは「鬼師匠」と呼び、「ほう、手ぬるかったか」と言われて半殺し目のにあう。

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