プロジェクトクロスゾーンSP

□プロローグ5 光の神話
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ブラックワルキューレの近くに新たな兵達が出現する。先程とは違う魔物達のみにならず、まるでゾンビのような兵士までいる。そのゾンビのような兵士を見て、全員が驚く。

「ドルアーガの魔物達!それにアレは…!」

「屍兵…!イーリスによく現れる敵だ!」

「なんで屍兵が!?」

「ドルアーガの魔物はかつての事件で繋がってたことがあったのであり得ます。しかし、屍兵は…まさかイーリス聖王国へ行って!」

「ふっ…」

「そう、我らイーリス聖王国から屍兵を連れ出してる者がいると聞きここまで追ってきた」

「そして、ドルアーガの魔物達を引き連れてる者がいると知りここまでやってきた」

別方向から四人の男女がやってきた。その姿は、ワルキューレと女神イシターがよく知っていた。

「黄金の騎士ギルガメス、巫女のカイ」

「そして、イーリス聖王国の王子クロムさんとその娘のルキナさん」

「久しぶりだねワルキューレ」

「イシター様、ご無事でしょうか!?」

「ええ。無事よ。私達は平気です」

「久しぶりだなワルキューレ。ピット達も」

「女神パルテナ様に自然王ナチュレ様。私達がやってきましたのでもう大丈夫です」

「久しぶり!」

「ふん!こんなやつら、俺一人でも十分だってのに」

「そういうな。戦力は大いに越したことはない」

「さて、堕天の騎士よ。なぜゾウナやドルアーガの魔物を配下に置いている」

「それに屍兵どももだ。黒きワルキューレよ!なにを企んでいる!」

「鬱陶しい奴等だ。まあいい、どうせこうなってたんだ。やれ」

「どうやら、やるしかないようです。お父様」

「被害を広げるわけにはいかん!やるぞ!ギルガメス!」

「ああクロム王子!共に戦おう!」

「頑張りましょうルキナ王女」

「はい!カイさん」

「いくぞ!運命を変えてみせる!」

「女神パルテナの親衛隊ピット!光輝いて参上!」




 

 
 
プロローグ5
光の神話









ワルキューレ達は敵を倒しに向かっていく。ブラックワルキューレはその場で傍観している。

「竜巻の術!」

「ダッシュアッパー!」

「電ショッカー!」

「ガントレット!」

「ファイヤーボール!」

「ハッ!テヤッ!」

「イヤッ!セエイッ!」

ワルキューレ達の力の前では雑魚など相手にならない。ブラックワルキューレは配下達がやられても何も感じない。ただ、笑みを浮かべるだけである。

「まあこんなものか」

「堕天の騎士よ。何を企んでいる。何を考えている」

「さあな。貴様達が知る必要なぞない。もう退かせてもらう」

「待て!逃げるのですか!?」

「慌てるな乙女の騎士。いずれは決着をつけよう。今は、力をつけなくてはな」

「退きましたか」

「…」

「パルテナ様?」

「なんでもないわよ」

(どうせつまらんことを考えてるな)

ブラックワルキューレは引き上げていった。ブラックワルキューレの考えてることは、誰もわからない。
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