プロジェクトクロスゾーンSP
□プロローグ2 マリオファミリー
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クッパは部下達に指示をして食い止めようとする。しかし、それを遮るようにドンキーとディディーが立ち塞がる。
「ウッホーッ!」
「ウッキッキーッ!」
「ええい!なにをしてるんだ!この愚か者ども!」
ドンキーは払うように腕を振るうとクリボーがブッ飛ばされる。さらにディディーの素早い動きにノコノコらは翻弄されてしまい身体がふらついてしまっている。そんな部下達にクッパは叱咤くしている。
「さあマリオ!目を覚まして!チュッ!」
「ん?ィイヤッホーッ!!」
「マ〜リオ〜!」
「やったわ!お姫様のキスで目が覚めたわ!」
「ぬわ〜!しまった〜!マリオが目を覚ましてしまった!」
ドンキーとディディーが食い止めてる間にピーチとデイジーが近付いて、ピーチがマリオの頬に口づけをする。するとマリオが目を覚まして復活した。マリオの復活にルイージ達は歓び、クッパは絶叫する。
「ありがとうピーチ、助かったよ。デイジーにドンキー達もありがとう」
「いいのよ!嘗ての助けてもらったお礼よ」
「ウホッ!」
「気にしない気にしない。さ、さっさとクッパをブッ飛ばそう!」
「そうだな。ルイージ!いくぞ!俺達マリオブラザーズの力をみせるぞ!」
「う、うん!わかったよ!僕も頑張る!」
「ピーチとデイジーは下がってて」
「マリオ、私達も戦うわ」
「ピーチの言う通りよ。私達だって守られるだけのお姫様じゃないんだから!」
「デ、デイジー…」
「…わかった。けど、決して無茶しないでください」
「わかったわ。いくわよデイジー!」
「OKピーチ!ダブルプリンセスの力をみせるわよ!」
「ええい!もうあんな小細工なんざ使わん!そもそもあんなのはワガハイのやり方じゃない!ワガハイの力でねじ伏せてくれるわ!」
「いくぞ!クッパ!」
「今度こそ!決着をつけるぞ!マリオ!」
プロローグ2
マリオファミリー
クッパは部下を前列に並べて突撃する。それに負けずに、マリオ達も並んで対峙する。
「ヤッ!ヤッホーッ!」
「ヤヤヤヤッ!」
まずはマリオとルイージが得意のジャンプ攻撃と連続パンチで倒していく。
「ハーッ!」
「イヤッ!」
ピーチとデイジーはビンタやテニスラケット、ゴルフグラフ、フライパンでブッ飛ばしていく。
「ウホウホッ!」
「ピーナッツポップガンだ!」
ドンキーはその長い腕を使った拳で、ディディーはピーナッツポップガンと呼ばれる樹の銃の二丁で落花生を撃って倒していく。
「ええい!何をやってんだお前達!」
「クッパ!」
「マリオ!」
「ファイヤーボール!」
「グッ!食らえ!」
「ホッ!ヨッ!」
マリオとクッパが激突する。マリオはファイヤーボールで牽制する。クッパはファイアブレスで反撃するが、バック宙反りで避ける。さらにジャンプして踏みつけをする。
「ホホッ!ヤッ!ハッ!ハハーッ!」
「グッ!ググッ!このっ!」
「オゥッ!」
「オラァッ!」
「ワオゥッ!」
マリオはクッパにパンチとキックの連続攻撃する。クッパは元々図体が大きく、スタミナがあるので耐え抜いて反撃の爪の引っかきや裏拳などで攻める。さすがはライバルであり好敵手、二人の闘いは熾烈を極めていた。だが、その均衡も崩れていった。
「潰してやる!」
「ホッ!ヤッ!」
「グワッ!ウワアアア!!」
「ヤッホー!」
「グワアアアッ!!」
クッパはクッパドロップでマリオを潰そうとするが、大振りの技だったのでマリオは簡単に避けて尻尾を掴む。そしてそのまま振り回し、ジャイアントスイングで投げ飛ばした。
「グッ!さすがはワガハイの最大のライバル!くっ…!今回はここまでにしといてやる!次は必ず世界を征服してピーチ姫をワガハイのモノにしてやる!覚えてやがれ!」
クッパはまだまだ戦えるが、生き残った部下達を連れて引き下がり撤退した。マリオ達は戦いを終えて一安心した。