アーネンエルベin金女主

□ギリシャ神話達来店
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白野の眼鏡フェチを知ってすぐにまた新たな客が。

「いらっしゃ…おいおいなんだよ。今度はてめえらかよ」

「なにその扱い。客への扱いがなってないわね。所詮は戌ってことかしら?」

「てめえも金ぴかと同じようなことを言いやがって!まあいい。そら、さっさと入って絶望しやがれ」

「?なにを言って…なっ!?」

入ってきたのは幸せな新婚夫婦のような主従、キャスターのメディアとそのマスターの葛木宗一郎。メディアはランサーの言ってる意味がわからなかったが、入って納得して絶望する。ギルガメッシュがいるのだから。

「ア、アンタは!?」

「ほぅ…裏切りの魔女とは。なんだ蛇よ。同郷がおるとはな。寂しくはなかろう」

「私をバカにしているのですか?」

「同郷?」

「その蛇とこの裏切りの魔女は同郷よ。ここまで言えばわかるな?」

「あ…あ〜…ギル嫌いなんだね」

「当然よ。神に踊らされた者なぞ塵芥以下よ」

メディアは宗一郎を守るように前に出る。殺されるということはわかっている。せめて宗一郎だけでも守ろうとしているのであろう。しかし、ギルガメッシュは白野と会話するのみ。全く理解できてないので士郎達が説明をする。

「…頭が痛いわ」

「大丈夫か?キャスター」

「ええ。大丈夫ですわ宗一郎様。この痛みはセイバーにフリフリのドレスを着てもらうことで」

「お断りします」

「ふむ…貴様、服の制作ができるか。ならちょうどいい。このハサンに相応しい馬子にも衣装のを作れ。なにしろこのようなみすぼらしい存在ゆえにか」

「やっぱ麻婆を食わせてやるか。セイバーに皆さん。ギルに麻婆を食わせてやりたいからどうか力をかしてほしい」

「おいおい」

「いいでしょう。英雄王が苦しむ姿を見せれるなら悦んで」

「己白野!貴様セイバーどもを味方につけるか!」

「ギルの口に麻婆を食わせるためならなんでも」

ギルガメッシュは白野を貶める。白野はセイバー達を味方につけることにした。白野は麻婆を皿に乗せて手に持っていつでも口に突っ込む覚悟ができている。そんな光景にメディアは唖然としてしまう。それと同時に白野をみて目を輝かせる。白野の姿はまさに原石。

「アンタ…名前は?」

「はい?えっと…岸波白野です」

「白野ちゃんね!ねえアナタ!私が製作した服を着てみない!?絶対に!間違いなく似合うわ!どうかしら?」

「えっと…」

「英雄王!アナタこんな娘を見繕うこともできなかったの!?だったら私に任せなさい!この娘に似合ったのを見繕ってあげるわ!」

「ふむ、任せるぞ。ハサンだが我と並んでも大丈夫なように見繕ろあせろ」

「任せなさい!さあセイバー!アナタも一緒に!」

「着せ替え人形になる気はありません。お断りいたします」

セイバーは断ってるが白野は見繕ってもらう気マンマンである。なにしろ白野は服があんまり持っていないのだ。NPCとはいえ女の子、そういうのに興味があるのは当然である。白野はメディアに自分に似合う服を見繕ってもらえるように約束をしてもらいご満悦である。
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