NARUTO短編集
□うずまき夫婦とうちは夫婦のタイムスリップ
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「だあーもう!サスケェ!てめえ!いい加減にしやがれってばよ!」
「いい加減にするのはキサマだ。このウスラトンカチ!キサマが身勝手なことをしやがるから!」
「んだとぉ!」
「サスケ君の言う通りよ。いい加減にするのはアンタよ。1人で勝手に突っ走って!チームワークを乱れらすんじゃないわよ!ナルト!」
「そんなぁ〜サクラちゃ〜ん!」
「まったく…これだからバカは!ねえ〜サスケく〜ん♥」
「…チッ。キサマはウザいよ。サクラ」
「そんなぁ〜サスケ君…」
木の葉の外れの森、第七班の3人はまた言い争いをしていた。正確にはナルトが突っかかり、サスケがいなして、サクラがサスケに好感度を上げようとするが逆に下がっている。それを木の枝に畑カカシが見下ろして眺めていてため息を吐く。
「やれやれ…あの3人は。またチームワークばらばらだよ。まあ任務は達成はしたか」
カカシは3人のチームワークの無さに呆れ果てる。一応はあるのだろうが。そんなことを考えていてたら気配を感じた。カカシはすぐさま3人の前に降りたって守るように構える。
「「「カカシ((先生))!?」」」
「お前ら、そこから動くな」(しかし、なんだこの気配は?数は4人。1人は知らないが他の3人は知っている気配だ。どこで?)
カカシは警戒しながらも見知った気配に戸惑いを覚える。どこか見覚えのある気配。カカシは3人を見てようやく気付いた。
(そうだ。この3人の気配に似てるんだ。だが…どこか違う。いったい…)
カカシはの戸惑いが止まることない間に4つの気配が姿を現す。
「なっ!?」
「お!やっぱカカシ先生だ。しかも若いってばよ」
「やっぱり、ここは過去の…」
「私たちもいるわ。しかもまだ下忍の頃の。懐かしいわね」
「あの頃からこうなるとは…今思い返すと予想外だな」
茂みから現れたのはうずまき夫婦とうちは夫婦。どうやら先程の巻物のせいで過去にタイムスリップしてしまったようだ。まさか過去の自分たちに出会うとは思ってもみなかったようだ。
「お前達…何者だ?」(黒髪の女はわからないが他の3人は…まるで)
「う〜ん…どうしようか?」
「俺が何とかする」
「いいの?あなた」
「こうなったら話したほうがいい。お前なら口が滑りそうだしな」
「失礼だな」
「ふふっ…」
「質問をもう一回聞くぞ。お前達は何者だ?」
カカシは再度質問をする。夫婦達はナルト達を見て微笑む。ナルト達は困惑するしかない。
「俺はうずまきナルト。まあちょっとしたことがあって過去にやって来たってばよ」
「え!?ナルト!?」
「どゆこと?」
「まあつまり…俺達は未来からやってきた、お前ってことだってばよ」
「「「「…えええええっ!?!?」」」」