最強の海軍は最低の男
□第七話 空島へ
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ロビンとポーラを仲間にしたバローネはしばらくはこの二人を相手にしながらも航行をしていた。そんなバローネは突如、甲板に立って上を見上げている。
「バローネ中将、どうなさいました?」
「…カリファ、お前達、これから数日くらい空に行ってくる。新しい女を二人くらい連れてくるつもりだ」
「空に?どういうこと?」
「きはは、実はグランドラインには空島っつうのがあるんだ」
「空島!?なにそれ?スッゴく興味ある!」
空島という単語に知らない人達は興味津々。空にある島なんて聞いたこともないのだから。興味をもたないなんてない。もっとも、普通なら信じられない。空島はお伽噺の存在みたいなものだ。だがバローネが言うと存在しているということだ。
「その空島にはどうやって行くの?」
「ん?んなの跳んでさ。俺の月歩ならアッサリ空島に到着さ」
「なんか夢も欠片もないわね」
「っていうか月歩で空島に到着できるって、バローネってやっぱり規格外よね」
「きはは!それは誉め言葉だぜ。そんじゃ、行ってくるぜ!」
バローネは月歩で空を跳ぶ。連続の月歩で濃い雲をくぐり抜ける。雲の中は雷雨が起こり、強風が吹いてるのにバローネはそんなのものともせず通過する。雲を抜けると雲の上に町が。そこが、空島である。
「懐かしいな空島。二年ぶりか。あの時はただ空から残骸が落下してきたから何かあるのか興味本意だったな。初めて空島を見たときは驚いたもんだ」
「へそ!」
バローネが懐かしそうに感慨耽っていると声をかけられた。バローネが声のした方に顔を向けると、二年前に出会った相手であった。あの頃よりも大人になりキレイになった。
「おお!コニスじゃないか!久し振りだな。元気にしてたか?」
「バ、バローネさん!お、お久しぶりです!ど、どうしてここに!?」
「きはは!二年前に言ったこと、忘れてるか?いつか、お前を俺のモノにして下に降りようと」
彼女の名前はコニス。二年前、バローネがここ空島に来た頃にお世話になり性行為をした女性である。最初は彼女だけでなく空島に住まう人々はバローネに警戒をしていた。下から来た人間を青海人と呼んで。しかし、バローネの力で屈服して警戒はなくなり今ではこうして普通に接するようになっている。その時にバローネはを気に入り、ナンパして性行為をして半分モノにしていた。
「そ、それは…忘れてません。で、でも…本当に…?」
「きはは!コニス、そんなに俺が信用ならないか?あんなに愛してやったのによ」
「そ、それは…その…」
「きはは!まあいいさ。また愛し合えばいいだけの話だ」
バローネはコニスに近付いていく。コニスはバローネの顔が近くまできて、頬を赤らめる。久しぶりの再会と二年前の行為を思い出したのだろう。
「ここじゃあさすがに人もいて邪魔だな。場所を変えるか」
「え?きゃあっ!」
バローネはコニスを抱えて月歩で移動する。町から多い繁るジャングルへ。そこはかつては海に浮かぶ島であった。しかし、海流で押し上げられて、空島へと吹き飛ばされたのだ。バローネはコニスを巨木にもたれさせてキスをする。
「んっ!んんっ!」
「きはは!久しぶりのキスだ。どうだ?」
「あ…だ、ダメです!こんなことをすればか、神が!」
「神?ああ、あの雑魚か。心配すんなよ。俺が来てるのは気付いてるが、ヤツにはなんもできはしねえさ」
バローネは二年前、この空島を支配する神と名乗る男と対峙した。結果はバローネの圧勝。神は部下達と共に挑み、マントラという言い方をする見聞色を使って挑むがボロ負け。神は悪魔の実のゴロゴロの実という雷人間であったが、バローネの武装色でボロクズのように伸されてしまいバローネを恐れている。そのため、バローネが来ているのはわかっているが怯えていて何も出来ずにいるのだ。
「きはは!神なんか気にせずに楽しめよ」
「あっ!」
バローネはコニスの衣服を脱がして全裸にさせる。コニスは乳房を腕で隠そうとするが、バローネの手に阻まれて晒される。
「きはは!二年も経ってるからかな、オッパイがデカくなったな」
「あんっ…!はぅっ…!」
バローネは乱暴にコニスの乳房を揉む。コニスは乱暴に揉まれて少し痛そうにしてたが、すぐに気持ちよくなってきて感じてきていく。