最強の海軍は最低の男

□第三話 グランドラインへ
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バローネがナミとノジコを部下にして数週間がたった頃、バローネは数日前にある島に医師を一人連れていっていた。そして今日、帰ってきたのだ。ちなみに軍艦で行ってるわけではなく、月歩と呼ばれる空中を蹴って跳んで移動する技で移動していた。

「お帰りなさい。でも、何処に行ってたのよ?」

「おう、ちっと種を蒔きにな」

「種?」

「ああ。それはいつかわかるがな。それより間に合ってよかったぜ」

「間に合ったってどういうこと?」

ナミとノジコはバローネに質問するが、笑みを浮かべるだけではぐらかしている。ナミとノジコは気になっていたことを聞くことにした。

「ところでバローネ、私達の服装ってこんなのでいいの?」

「?俺はいいと思うがな。エロくてよ」

「エロくてはともかく軍服を羽織る程度でズボンなんかもう自由よ?」

「別にいいのさ。そもそもしっかりと着るのは階級の低い奴等や生真面目な奴等くらいさ。高い階級の奴等はこうして羽織る程度にして自由に着飾ってるのさ。俺なんかこんな服装なんだぜ?」

「確かに」

ナミとノジコの服装は軍服を羽織るだけでその下は動きやすく色っぽい服装である。そう、海軍は服装も堅物だと思われるが普通に改造服にして着飾るのだ。ちなみにバローネの服装は軍服を羽織って、動きやすいジーパンで赤と黒のシマシマのワイシャツを着ている。

「中将!前方に海賊船が!」

「ふ…来たか。砲撃主、マストを撃ち落とせ。その後白兵戦へと移る」

『『『了解!!』』』

「どういうこと?あんな海賊船、砲撃ですぐに沈むじゃない」

「なに、視てわかったのさ。あの海賊船に面白いのが乗ってるってな」

「何を視たの?ってバローネの面白いのって女海賊?」

「正解だノジコ。さて、さっさとすませるか」

バローネの指示通りにマストを砲撃で撃ち落として、白兵戦へと移り変わる。といっても白兵戦にもならない。まず、バローネが先頭に乗り込んで覇王色の覇気で敵を全て気を失わせる。そして、バローネお目当ての女を脇に抱いて軍艦に帰艦する。男の海賊達は気を失いながら殺されていく。さらに砲撃で船も沈まされ、海の藻くずへと変わっていった。

「バローネ、この女が、面白いもの?」

「ああ。視たんだが、アルビダという名らしい」

「アルビダ?」

「懸賞金とかないのか?」

「少しお待ちを………ありました。アルビダというが海賊の懸賞金が。しかし…全く別人ではないのでしょうか?見た目が全く違います」

「こいつは悪魔の実を喰ったようだ。その影響でこうなったんだろう。しかし、これほどの美しい女がまだいたとはな」

「どうするつもり?」

「部下に聞きな。それと、暫く訓練はなしだ。性行為もな。ではな」

バローネはアルビダと呼ばれる美女を連れて自室に入る。バローネはアルビダがいつ目覚めるのかすでに視ている。その間、酒を飲んで待つ。そして数分後、アルビダが目を覚ました。

「ん…はっ!こ、ここは…?」

「お目覚めかな?アルビダ」

「なっ!?だ、誰だいアンタは!?」

「初めまして。俺は海軍本部のバローネ中将。お前のご主人様となる者だ」

「なんだって?ふざけてるのかい!?」

「ふざけてなどいない。それを教えてやるよ」

目が覚めたアルビダはバローネに警戒を浮かべる。バローネはアルビダに近寄り、掴もうとする。アルビダは警戒をしながらも恐れはなかった。アルビダはある悪魔の実を喰って無敵の肉体を手に入れたと思い込んでいた。悪魔の実の力を使って脱出しようと企んでいた。しかし、アルビダの考えは脆くも崩れさる。なんと、バローネはアルビダの腕を掴んだのだ。

「な!?なぜだい!?私の悪魔の実はスベスベの実なんだよ!掴むことなんて出来ないはずなのに!」

「このイーストブルーやグランドライン前半なら悪魔の実の能力は優秀だろうな。だが、世界は甘くない。そんなの無意味になる力もあるのさ。」

「くっ!」

どうして掴めたのか?バローネなら武装色の覇気を使って掴むこともできるが、アルビダにとある素材で出来た腕輪を装着させて悪魔の実の能力を封じたのだ。とある素材とは海牢石呼ばれる海と同等の力を持つ石で、悪魔の実の能力を無力化させて力を抜けさせるのだ。しかしこの腕輪は海軍の最新技術でできており、悪魔の実の能力を無力化するだけで押し止めているのだ。

「さて、理解できたかな?きはは!楽しませてくれよ?海賊なんだからな」

「なめるなよ!私はアルビダ!世界で一番美しい女なんだ!」

「きはは!なら世界で一番美しい女にしてやるからな!きははははは!」

バローネは早速アルビダの衣服を破き上半身が露にさせる。そして、無理矢理キスをする。
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