プロジェクトクロスゾーンSP
□プロローグ3 宇宙を駆けるハンター
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未来世界
未来世界の宇宙、嘗て崩壊したはずのコロニー、通称ボトルシップがなぜか復活していた。その入り口の内部に一人の男が侵入していた。男の名はキャプテンコマンドー。宇宙機構コマンドーチームのリーダーである。
「銀河連邦軍のコロニー、ボトルシップ。ここは生体実験の施設も兼ねたが、証拠隠滅のために崩壊したはず。なのになぜかこうして稼働している。まるで嘗ての金の鎖事件みたいだな。しかし、似ているようで違う。……そろそろ来るところかな」
キャプテンコマンドーが独り言を喋って終わる頃、入港口から何かが飛来してきた。それは飛行艇。それも二機。どちらも数人の人数が乗れそうだ。それぞれの飛行艇から人が降りてきた。
「待っていたよ。キャプテンファルコン君にサムス・アラン君。とても有名な賞金稼ぎ(バウンティハンター)の二人が来てくれて心強いよ」
「こちらこそ、コマンドーチームのリーダーにそう言われるとこそばゆいものを感じるぜ。同じキャプテンが付く者同士、仲良くしていこうぜ!」
「勿論だとも」
「…あのコマンドーチームのリーダーから直々の依頼と聞き受諾したが、これはどういうことだ?」
「さすがはサムス君。もう気付いていたか」
「当然だ。なにしろここは嘗て私が攻略したボトルシップだ。立ち合いもした。なのになぜ?」
サムスはボトルシップを見て困惑していた。当然である。サムスは当事者であるからだ。悲しくも激しかった、このボトルシップのことをよく知っているのだから。
「それを今から我々で調査するのだ。ここの内情を考えれば、敵にとっては喉から手が出るほどの武器や戦力が手に入るのだからね」
「なるほどな。その敵を蹴散らすってところか。なかなかhardな依頼だぜ!他のmemberはどうしたんだ?」
「ジェネティー達とは後から合流することになっている。私が一足先に来たわけだ」
「どうやら、その前にお客さんがやってきたようだ」
サムスがそう言って腕のバスターを構えて先を見据えると、先の入り口のドアが開く。すると機械化された異星人とサイボーグの混成部隊がやってきた。キャプテンコマンドーとキャプテンファルコンも拳を握り構える。
「改造されたゼーベス星人…!」
「犯罪超人ジェノサイドのサイボーグ兵士達か。どうやらもうすでに敵が潜入してるようだね」
「だったらもうやることは一つしかねえな。まずは、雑魚どもを蹴散らしてやるぜ。camon!」
敵はキャプテン達を狙って、突撃していく。しかし、相手が悪い。なぜならコマンドーチームのリーダーと凄腕のバウンティハンターの二人が相手なのだ。
「キャプテンファイヤー!キャプテンキーック!」
「遅い。そこだ」
「トゥア!ハァッ!」
キャプテンコマンドーは得意の武装と武術で倒していく。サムスはアームバスターでショットを撃ったり、ミサイルを撃ったりして倒していく。キャプテンファルコンは得意の拳やキックでぶちのめしていく。半分以下にまで減らす。その時、入り口からまた誰かがきた。
「チッ!入り口で何か騒がしいと思っていたら…」
「…まさか」
「貴様がいたとはな!キャプテンコマンドー!」
「シュツルムJr.、貴様がすでにここにいたとはな」
「犯罪超人ジェノサイドのシュツルムJr.か。死んだと思っていたが生きてたか」
「我々ジェノサイドは死なずだ!」
「ここで何を企んでるのかな?Jr.」
「答えると思っているのか!貴様らは、ここで仕留めるんだからな!」
シュツルムJr.の回りにロボットが出現した。それは三人がよく知る存在だった。
「ガンボルトにメットール。シグマ残党のメカニロイドか。まだ繋がっていたのか」
「ふん!使えるものを使って何が悪い!」
「やはり、まだ繋がってたか」
「もしかしたら、また蘇るかもしれない。悪いけどこれ以上はやらせないよ」
「なに?誰だ!?」