念ノート

□3話目 不老不死への道
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三度目、もう章は普通の逆行に飽きていた。そこで章はとんでもないことをノートに書こうとしていた。

(よし、不老不死になるぞ!それだけでなく肉体の変化もできるようにするぞ!そうすればよりよく面白く人生を楽しめるな!)

章は不老不死になることと肉体の変化ができるようになることを書いた。不老不死はこれから長生きすればわかることなのでいいが、肉体の変化はうまくいった。まだ小学生なのに老人になれた。成功したことに章は喜ぶ。
章は肉体の変化をうまく使って楽しむ。そして百年くらいたった頃、不老不死が成功したと確信する。本来なら老人で死んでるはずなのにまだまだ元気で若さを感じられるからだ。

(やった!不老不死になれた!肉体の変化を利用してより楽しむぞ!)

章は肉体の変化と催眠洗脳を使って大金持ちとなりなに不自由ない生活を遅れるようになる、未来には科学もかなり進歩して不自由ない生活に拍車がかかる。服装も変わるが、女は変わらない。美女美少女との楽しみは章に潤いを与える。
そして、ついに宇宙に行ける技術、コロニーなどが出来上がる。さらにロボットまで造られてアニメだけのことが現実になっていく。二次元の女と楽しめる技術までできたことで章の欲望に留めることがなく無限にまで膨れ上がる。
だが、そんなのは長続きはしないことは章自身もわかっていたことであるし、元々章は不老不死と肉体の変化だけを目的にしていた。長続きはしない理由、それは地球が持たないこと。地球の方が寿命がやってくる。章は地球から離れることをよしとしなかった。

(地球から離れるのも悪くないがまだ全てを楽しんでない。十二分に楽しむことができたら地球から、いや…この世界から離れてもいいだろう。それまでは、何度でも逆行しようか。次の逆行は時間をかけてでも、何回も逆行してでも完成させてやるからな)

地球が崩壊して章は死んだ。苦しむこともなく。
 

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