NARUTO 〜飛翔の穹〜

□プロローグ 始まり
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忍界 そう呼ばれる世界。そんな世界に男が一人、ポツンと立つ。身長は180p近くあり服は黒の袖無しシャツにズボン。片方袖無しのロングジャケットにサンダル。しかし、かなりの年月が経ってるのかボロボロで両手足首には引きちぎられた鎖が繋がっている。髪の毛は黒で腰ほどあるほど長いがボサボサである。
しかし目は鋭く、何処か達観したような雰囲気を醸し出している。男は辺りを見渡す。

「…ここ、は。そう、か。俺は…あの時、世界の滅びの光を…まあいい。まずは、ここが何処か確かめないとな」

男は一瞬で消えた。否、余りにも素早い動きで消えたかのようになった。男は森林の一番高い樹の上に立つ。辺りを改めて見渡して悟る。

「忍界。ここは、そうなのか。また…そうか。あいつらもいない。俺は…そうだな。たまには、趣向を変えてみるか。俺らしくないかも、知れない。ただ、…を苦しめたくなった。それだけだ」

男はそれだけ言うと降り立つ。男が何を考え、企んでいるのか。それは誰にもわからない。何故なら男もなぜそんなことをしようとしたのか、未だにわかっていないのだから。
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