究極伝クロスゾーンスーパーZ

□第14話 めんどくさいことなんかせずにちゃちゃっと終わらせよう
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大分先まで進む。その道中にはいくつも崩れた通路があり、床がないところには落ちたら二度と上がってこれないような空間が。

新八「な、なんですか?この空間は?」

クロノ「虚数空間です。落ちたら力が一切出せなくなって永遠にさ迷うことになります」

新八「ひっ!ひぃええぇぇ〜〜!!」

銀時「心配すんな!」

新八「銀さん!」

銀時「どうせ落ちるのは新八のみだ。どうせ居ても居なくてもいいキャラだしな」

新八「ちょっとおおぉぉ!!それどういうことですか!!??」

神楽「言葉通りの意味ネ。お前の存在価値なんて眼鏡のみネ」

新八「ふっざけんなああぁぁ!!!」

クロノ「急ごう。ここも長くは持たない。急がないと全員が虚数空間に取り残されるよ」

新八「無視しないでクロノ君!僕達の会話をスルーしないで!」

相変わらずの万事屋メンバーのコントを聞き流しながら先に進む。その道中、二つに道が別れる。一つは上、もう一つは下。

アルフ「上は動力炉だよ。それが破壊できたら被害が最小限になるはずさ!」

フェイト「下には…母さんと、アリシアが」

近藤「グズグズしてられねえな!二手に別れて最短で終わらそう!」

土方「そうだな」

なのはと行動をするメンバーはなのはと最初に会った者達と真撰組。フェイトと行動をするメンバーはフェイトと最初に会った者達と斎藤。

クロノ「よし!さっそく…」

リョウ「待て、デカイ魔力が…チッ!」

リョウや感知能力を持つ者達は上空からの気配を感じた。上を向くと数多の武具が降ってきた。まるであられのように。リョウが自ら前に出て連続気功波で武具を破壊する。

????「よくも我が宝具を破壊しやがったな!」

リョウ「キサマは…」

????「ふん、雑種風情が我を覚えていたか」

リョウ「誰だ?」

????「な、なにぃっ!!?我を知らんだと!雑種風情が!この我!究極にして史上最強の究王・エクス・エルドラティス様を!」

リョウ「…あぁ。俺が吹き飛ばした雑魚か」

究王「雑種があぁっ!!」

降りたって現れたのは転生者。名前が厨二病でどうみてもしゃべり方がとある王様。その本人は目をつり上げて睨み付けている。だが転生者は気付いていない。

究王「ふん!まあいい。これからキサマら野郎どもはこの我に殺されるのだ!我に蹂躙されるのだ!」

ギルガメッシュ「ほぉ…どこの馬の骨の雑種だ?これほどの道化にして屑の存在は?」

ギルガメッシュが前に出る。その目は憤怒と憎悪。転生者はギルガメッシュがいたことに今ごろ気付いて、力の差が理解できていないのかニヤニヤと嗤う。

究王「これはこれは…英雄王ギルガメッシュではないか。だが、英雄王といえど所詮は慢心王。この我の敵ではない!さらに力がパワーアップした我に敵う存在などいるものか!」

ギルガメッシュ「くくっ、吠えるではないか雑種。良いだろう。キサマはただなぶり殺すだけでは飽きたらん。徹底的に蹂躙してやろう!」

ギルガメッシュが今にも戦いそうになる。白野もいつでもギルガメッシュに指示を出せるようにしている。そこに、リョウがさらに前に出てギルガメッシュを手で制す。

ギルガメッシュ「…なんのつもりだ?」

リョウ「こんなゴミにアンタの武具を汚させるわけにはいかねえ。こいつは、俺が…殺る。誰の手にもわずわらせない」

究王「キサマ…そうだキサマだ!キサマのような雑種のせいで我は辱しめを受けたのだ!生かしてはおかぬ!」

リョウ「やれやれ、小者に相応しいセリフをよく吐く」

ギルガメッシュ「よい!許す!この不届きの雑種の討伐を任命する!我が見届け人としていてやる!」

リョウ「そういうことだ。お前達は先に行け」

なのは「でも…いいの?」

リョウ「すぐに片付く」

メリオ「必ずだぞ!」

なのは達は先へと進もうと足を動かす。リョウとギルガメッシュはその場で待機する。転生者はもちろん、なのは達を逃がすわけない。

究王「何処へ行こうというんだ?行かさねえよ!」

リョウ「ふん!」

転生者はなのは達を狙って武具を放つ。それをリョウが魔力砲で破壊する。

究王「雑種!キサマアァァ!!!」


リョウ「バサラ、ダブルブレードモード」

転生者は殺意をむき出しに睨むが、リョウは興味なくバサラを待機モードから双剣に変型させる。

リョウ「時間をかける気はない。手早く終わらせるぞ」
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