戦う!セバスチャン

□過去拍手お礼
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「B、済まないが庭の雪かきをしてくれないか。」

セバスチャンにそう言われて庭へと出たオレは。
とりあえず、立ち尽くした。
冬だから、このめちゃくちゃ寒いのはどうにか耐えてやろうと思うよ。
けど広い庭一面…真っ白に覆われていて。
なおかつ今現在も静かに、しかし確実に雪は降り積もっている。
「これ一人じゃ無理ですセバスチャン…。」

果たして何時間雪と格闘するはめになるのか。
白く輝く雪を綺麗だと思える余裕も今はない。

「何してるんだー、B君。」
「デイビッドさん!」

立ち尽くすオレの後ろから、ひょいとのぞき込んできたデイビッドさんは楽しそうに庭へ降りた。
「雪遊びか?」
「雪かきですよ。」

はあっとため息を漏らすと同時に、顔にべしゃっと冷たいものが当たる。
「うわっ?」

…雪玉。
顔を拭いながらデイビッドさんを見ると。

「つまらなそうな顔するんじゃないぞう?せっかくこんなに雪があるんだし、もっと楽しまなきゃな!」


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