戦う!セバスチャン

□神は赦された
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「お待ちどう…って何だ?人のことじっと見て。」
はっと気づいた時にはデイビッド君の姿を凝視していた。
「いや…別に。何でもないよ。」
「そうか?それなら良いけど。」


最近、気づけば君の姿ばかり追っている。
君の事ばかり、考えている。

この間までは確かにセバスチャンが僕の中を占めていたのに。
遥か昔から、彼の事しか見えなかったのに。
それなのになぜだろう。
今はデイビッド君の事を考える時間の方が多い気さえする。

彼への想いは永遠だった、はずなのに。
そのための罪も罰も喜んで受けるというのに。
…なぜ。
なぜだ?
いつからだ?
何かが変わってしまったのは。



初めて感じる、なんて焦燥感。


―ああ、神は新たな罰を僕に与えたのだろうか。


神は赦された
(それは決して罰ではなく)


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