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□過去拍手お礼
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「ハニー。なあハニー。」
厨房で旦那のおやつを作っているハニーに声をかける。
けれどハニーは一切こっちを見てくれない。
「さっきはごめん、ハニー。」
さっきからずっと謝っているけど返事はない。
でもまだ怒ってるなら、こうして厨房にいないだろうし。
「ハニー。」
「…。」
「…。」
「…。」
うーん、だめだ。
どうしようかと考えて、ふとあることが浮かんだ。

「…ロード。」
「…っ!」
がちゃん、とハニーの持っていた器具が音を立てた。
「デイビッドお前…!」
そして真っ赤な顔で俺を睨んだ。
可愛いなあ。
「…何を笑ってる。」
「やっとこっち見てくれたからさ。」
嬉しくなったんだ。
それに、顔見て分かってしまった。
さっきから無視されていたのは照れてたからだって。
「ハニー、さっきごめんね。」
「ふん。そんな顔で言われても説得力がない。」
「だってハニーが可愛いから。」
やっと視線が絡まる。
嬉しくてぎゅっと抱きしめると、ハニーは俺の胸に顔をうずめて抱き返してくれた。


END

結局デイビッドはハニーに何をしたっていう(笑)
というかセバスチャンってファーストネームじゃないんですよね。
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