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□お題(略)
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「やあ、Bくん。」
「…っ!」
突然背後からユーゼフ様の声が聞こえた。
一瞬体が固まってしまったが反射的に逃げようとすると、腕を掴まれてしまった。
「嫌だなあ。瘴気は出してないだろう?」
にっこりと微笑むユーゼフ様には悪いけど、そういう問題じゃない。
まあ今気絶していないのはまさしく瘴気が出ていないからではあるけれど。

「ど、どうしてオレにいじわるばかりするんですか!」
何とかして一秒でも早く離れたくて責めるように言ってみた。
「いじわるなんて可愛い表現するね、Bくん。」
けれどそれは裏目に出たようで、オレを見る瞳が優しくなっただけ。
ああ何かますますここから離れたい!
もうこうなったら、と直接ぐいと掴まれた手を引く。
離れたい意志が伝わればさすがに離してくれるだろうと思った。

「僕に気にいられたらお得もあるんだよ?」
ユーゼフ様はオレの意志を軽く受け流して話を続ける。
「…何、ですか?」
「君がピンチのときは助けてあげる。」
「じゃあ今助けて下さい!」
「それは、残念だけど無理だね。」
ああもう全く、この人は一体何なんだ!
何がしたいんだ!
失礼になろうが知るか、オレは腕を振りほどいて逃げようと試みた。
けれどますます力を入れられて、それはそれは楽しそうに耳元でささやかれた。
「逃がさないよ?」

それは愛のささやきか、それとも


END

Bくんにしてみたら愛というより呪い(笑)
こういう形式で考えて書くのも楽しいなー。
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