story
□冷たい理由
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ぱたん、と静かに閉まったドア。
ラビはドアの外、ここにはいない。
「(ラビ、ナイスです)」
彼は僕の言いたかった事全てを言ってくれた。
僕が目を覚ましたときにはマホジャさんはいなかった。ついでにラビと玲子さんが話していた。
ラビはマホジャさんがいない隙にと思ったのかもしれないな。
ずばずばと思っていたことを一方的に話していた。
それに攻撃に圧倒されていた玲子さんはただごめん、と謝るだけで。
これで僕らの気持ちも少しは伝わるといいな。
そう思いながらまた瞼を閉じた。
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扉の向こうでは。
「(ア゛―――!!俺また子供みたいな事言って…!幻滅されたらどうしようっ!てか泣かせた!やばい!どうしよう!合わせる顔がない!
…、つーかリナリーに殺される……っ!?)」
頭をグシャグシャにして壁にもたれ掛かっているラビがいた。
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あとがき
夏休み中の更新はこれにていったんストップさせていただきます。
更新停滞とか言いながら「最後に!」と、やはり破ってしまった八雲でした。
08/08/26(火)
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後日、
「ラビ」
「は、はひぃ!?」
「…玲子泣かせたわね?」
アレン君から聞いたわよ?と、ニッコリと笑顔でいうリナリーがとてつもなく怖かったとかなんと。
チクショー!アレンのやつ!!ちくりやがってー!!
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