story

□冷たい理由
6ページ/6ページ





ぱたん、と静かに閉まったドア。


ラビはドアの外、ここにはいない。


「(ラビ、ナイスです)」


彼は僕の言いたかった事全てを言ってくれた。

僕が目を覚ましたときにはマホジャさんはいなかった。ついでにラビと玲子さんが話していた。

ラビはマホジャさんがいない隙にと思ったのかもしれないな。

ずばずばと思っていたことを一方的に話していた。

それに攻撃に圧倒されていた玲子さんはただごめん、と謝るだけで。

これで僕らの気持ちも少しは伝わるといいな。

そう思いながらまた瞼を閉じた。



******



扉の向こうでは。



「(ア゛―――!!俺また子供みたいな事言って…!幻滅されたらどうしようっ!てか泣かせた!やばい!どうしよう!合わせる顔がない!

…、つーかリナリーに殺される……っ!?)」


頭をグシャグシャにして壁にもたれ掛かっているラビがいた。




===============
あとがき


夏休み中の更新はこれにていったんストップさせていただきます。

更新停滞とか言いながら「最後に!」と、やはり破ってしまった八雲でした。


08/08/26(火)
===============



後日、

「ラビ」
「は、はひぃ!?」
「…玲子泣かせたわね?」

アレン君から聞いたわよ?と、ニッコリと笑顔でいうリナリーがとてつもなく怖かったとかなんと。

チクショー!アレンのやつ!!ちくりやがってー!!



前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ