天然声優は愛され系
□チーズフォンデュ
1ﾍﾟｰｼﾞ/4ﾍﾟｰｼﾞ
「おじゃまします。平川さんこんばんは！」
「おー、ゆうちゃん。いらっしゃーい」
今夜は平川さんのお部屋でチーズフォンデュです！
そして……
「平川さんおじゃまします！」
「おじゃましまーす」
「やっほー平川くん！」
「こんばんはー！」
信長さん、達央さん、代永さん、マモさんも一緒です。
憧れの先輩たちとご飯なんて幸せだなぁ〜。
「ゆうちゃん、ほっぺが緩んでるよ」
「いや〜。つい」
頬を押さえて幸せにひたっていたら、平川さんに微笑ましそうに頬をつつかれました。
「今日もいいもち肌だねー」
「そうなんれふか？あいがとうございまふ」
嬉しいでふけど、マモさん頬を伸ばさないでくだひゃい。
「宮野さん、ゆうちゃんが聞き取りにくい話し方になっちゃってます！」
信長さん優しい……！
「そうだぞ、おいマモ俺にも貸せ」
「宮野くんもたっつんもずるいー！僕にもゆうちゃんのほっぺぷにらせてー！」
えええええー！
何で代永さんと達央さん乗り気なんですか？！
「こら君たちやめなさい」
顔が伸びる危機にさらされかけたとき、苦笑してるような柔らかな声とともに助け舟に引き上げられました。
「うう、平川さんありがとうございます」
「どういたしまして。ほらチーズフォンデュしに行こう？」
ぽんぽんと私の肩をたたく手が優しいです。
平川さんはお母さんみたいだなぁ……。
「……平川くん強し」
「……まさに"母は強し"ですね」
ちなみにマモさんと信長さんのつぶやきでした。