I want to be a HERO

□友達作り苦手なんですよ
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おはようございます。
こんにちは、こんばんはの人もいると思うけど今私が立っているのは早朝の門の前。
結果が今日あたりに来るのだが、なかなか落ち着かないのでめちゃくちゃ早起きして郵便屋さんを待っている。
それついでに舎弟さんと一緒に門の前のお掃除。


「お嬢はしなくてもいいんすよ!」

「ただ突っ立てるのも嫌だからやらせて」

こんな朝もいいものだ。たまには早く起きてお手伝いしよーと箒で履いていく。

「・・・・ホントはそわそわしてる周りに耐えかねて外にいるんじゃないんすか?」
「・・・・・そうともいうよね」


皆今か今かと結果を待っている。
確かにあの雄英を受けたのだからそわそわするのはわかるが、いかんせん視線と接し方がうざいのだ。
心配なのはわかるが皆もうち「お嬢!!!!!!!!!!通知きやした!!!!!!!!!!!!!」…話はまたあとで。
先に結果ですね。

手紙を受け取って箒をもっていっそいで自分の部屋までダッシュ。
その道すがら私を見た家族は察して、騒然。




部屋で封筒を開くと中から電子機器が出てきて、映像が投影された。


私が投影された!!!!″


結果をいう前にこんだけ驚かされたのはなかなかない。
え、オールマイト・・・!!!!?

試験の公表を話され、獲得点数も発表されたが、まったく頭に入ってこない。
それでも聞いてる風を装うのが精一杯である。

四革 類!! 合格だ!!"



その言葉を聴いた瞬間、後ろから人がなだれ込んで合格おめでとうの言葉の嵐がすごくて、気持ちがとても晴れやかだった。






高校生活が今日から始まります。
新しい制服に身を包み、ネクタイをキュッと絞める。
行ってらっしゃいとそれぞれに声をかけてもらったのがこんなに嬉しいことだと改めて感じた。


校門を通り、教室に向かうと皆何人かすでに座っている人がいた。

「そこの君!」

友達できないかなとそわそわしていると
大きな声で声をかけられ、見ると眼鏡をかけた背の高い男の子だった。
いったいなんだと内心身構えてしまった。

「な、何?」

「僕は、私立聡明中学出身 飯田 天哉だ
君、ギミックから女子と倒した男子を救出していたな」

「は、はい、そうです。」

彼はなんだか私に対してとても好意的にあの時のことを話してくれた。
試験の構造がどうたらとか、能力がどうたらとか←
とても真面目でいい人だということが分かったが、久々の同級生の男子に対しての接し方が迷子である。
敬語で会話することが望ましいかと、自己紹介をしてあたりさわりなく会話をする。

するとある男子がクラスに入ってきて席に座ったかと思うと足を机にあげて座ったではないか。
それを見つけた飯田君は「ちょっと失礼」と伝えられ、注意しにその男子に近づいた。

「机に脚をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないのか!?」


(注意でそこまでいう!?礼儀正しすぎでしょ!?)


そこにあのモサモサくん、緑谷出久君という名前らしい子と瓦礫にいた女の子、麗日お茶子ちゃんが教室に入ってくるのが見えた。


教室の入り口でわいわいと話しているの見ていると麗日さんが私と目が合いこちらに気づいたが、外に寝袋を被った先生によってさえぎられてしまった。





あと少しで友達ができるところだったのに…。

to be continued…


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