一個旅団兵士長と月の輪
□月影(げつえい)6
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蒸気が纏う身体を押し合うように、ベッドに倒れ込む二人。
リヴァイはアイシャと指先を絡め合わせたまま、奪い取るように唇を重ねる。
リヴァイが求めてくる強く激しい衝動に、アイシャの息遣いが荒々しくなる。
徐々に、リヴァイの唇が顎を抜け首を這い、胸へと移動する。
唇が谷間へ到達すると、リヴァイの頬が片側の胸に擦りつく。
ちょっとした接触でビクッ………ビクッ、と反応してしまう身体。
やがて温かなリヴァイの口内に果実の先端が収まる。
アイシャ「……………っんっ!」
背筋に熱線が突き刺さり、声が漏れ出る。
声を押し殺そうと、指の背を噛んだ。
転がされ続ける果実の先は、温かな舌先の摩擦熱に硬くなり、感度を増す。
跳ねる身体。押し殺し続ける声。
十分に果実を味わうと、熱を剥がしとり、更に下へと押し進む。
アイシャ「イヤ…………そんなっ……!」
余りの羞恥にミサは、リヴァイの手を咄嗟に握り締める。
リヴァイはその手を優しく握り返すと、そのまま顔を埋めた。
アイシャ「ダメッ、あぁぁぁあっ!!」
身体がその快感に反り上がる……………
クレバスの先端が滑らかな液体と混ざりより一噌、しつこく刺激される。
その羞恥と刺激に狂いそうになり、長くは耐えることができず、自ら求めるように、リヴァイを見つめ、腕を掴む。
二人の目線のが揃う。
欲しがるように訴えるアイシャの瞳…………。
アイシャが愛しくてたまらない――――。
自分がこうまでもアイシャに堕とされてしまったことを実感した。
脳裏に過る、あと、2週間という限られた時間。
リヴァイは顔をしかめる。
その表情を読み取って、アイシャは優しく微笑み、リヴァイにキスをした。
リヴァイは片手をアイシャの赤らむ頬にあてた。
リヴァイ「いいか?アイシャ。お前が兵団を離れたとしても、俺はお前を連れ戻す。
それまで、俺を信じて待っていろ。
どんなことが起きても、俺を思い出し、絶対に忘れるな。」
と、言い、強く見つめる。
アイシャ「リヴァイ兵長……………」
アイシャの瞳に哀しみが滲む。胸の中に刹那が込み上げる。
リヴァイ「二人の時は、名前だけで呼べ。階級も上司も部下もねぇ。」
リヴァイの言葉に、戸惑いの顔を浮かべるアイシャ。
その、困惑の表情に胸の中を掻き乱される。
リヴァイ「俺を、お前の中に刻み込んでやる。」
そう言うと、リヴァイはアイシャの中に押し入った。