外科医長編
□ケジメ
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ロー視点
「ぎゃーーーーっ！リアーーー！！」
「あいつカナヅチのくせに何やってやがる！？」
「誰か助けろ！！」
「俺行けねェ！！」
「お、おち、落ち着けよ！！」
チョッパー、ゾロ、サンジ、ルフィ、ウソップが騒ぐ中、ローは一瞬愕然とする。
あいつ本気か？
が、迷ったのは一瞬だった。
ルフィに刀を放り投げ、次の瞬間には海に飛び込んでいた。
「リアっ！！！！」
「ぎゃーーーーっ！ロー、あんたも泳げないでしょーが！！」
「このバカ…っ！！」
「ロマンチックですねぇ。」
「男の中の男だぜェ。」
「感心している場合じゃないわ、まずいわよ？」
「うぉー！どうすんだよー！？」
一味の慌てふためく声を尻目に、海の中に飛び込む。
体が重くなるのを感じながら、リアを見ると、苦しいはずなのに笑っている彼女の姿があった。
ローは有らん限りの力を振り絞り、その細い体に手を伸ばした。