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□Still
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いつ命を落とすかわからない壁外調査が好きで仕方ない。
死と隣り合わせという状況がたまらなくスリリングで巨人の肉を削ぐたびに、飛び散る鮮血を浴びるたびに、断末魔が耳に届くたびに、体中が快感に震える。
一度それを認識してしまえばなかなか興奮は醒めず体が熱くてどうしようもない。


「…」


余韻に浸っていると人の視線を感じた。どうやら気配を殺しているようだけど今のわたしは興奮により五感が研ぎ澄まされている。そんな事をしても無駄だ。


「何かご用?兵士長サマ」


からかうような声色でそう呼んでやれば嘲笑とともにその姿を現した。


「化け物かテメェは」


「ふふ、今わたしとっても敏感だから。
で、何?」


投げて寄こした水袋をキャッチ。丁度喉が渇いていたのでありがたく頂くけば井戸から汲んできたばかりなのか冷たい水が火照った体に染み渡った。



「わかってんだろうが」


リヴァイの綺麗な指がわたしの唇をなぞる。それはセックスの合図だ。


「んっ」


舌先でちろり唇を舐められ受け入れるために口を開けばすぐにねっとりとしたキスを仕掛けられる。冷たい水で冷えた舌はすぐさま熱を取り戻した。


「毎度毎度雌のニオイ撒き散らしやがって。テメェのせいでバカ共が盛って野郎臭くて仕方ねぇんだよ」


「ふ、ふ、その雌のカラダを好んで抱くのは誰?」


「いってろ」


いつからだったかは覚えていないけどリヴァイが興奮状態のわたしを抱くのはもはや決まりごとのようなモノになっていた。

今までも興奮を鎮めるために適当な相手を捕まえて行為に及ぶことはあったがいずれも満足のいくモノではなく、むしろ中途半端なそれにかえって欲が高まる始末。

でもリヴァイは違った。

今までの相手が悪かったのか単にリヴァイが巧いからなのかはわからないけどそんな事はどうでもいい。
お互い求めてるモノは同じ、ならばただその欲に忠実であればいいだけの話なのだから。



「あぁ、ん、っ」


「どんだけ濡れてんだよ」


ぐちゅりと卑猥な音を立てながら侵入してきた指がゆっくりとナカをかき混ぜる。酷く緩慢な動きなのにわたしのイイ処を知り尽くしているソレに瞬く間に快感を引きずり出される。



「あっ、あっ、んっ、や、リヴァイ・・・っ」


だがその先にある決定的な刺激は与えてはくれない。早く欲しくてたまらないのにリヴァイを見上げればサディスティックな笑みを浮かべわたしの反応を楽しむかのように弄ぶ。


「腰揺れてるぞ。イヤラシイ野朗だ」


「や、も、はや、く、ぁっん」


「まぁそう焦るな」


ずるりと指を引き抜くとベルトを外し前を寛げて自身を取り出しわたしの頭を強引に引き寄せた。


「欲しけりゃしゃぶれ。その気にさせてみろ」



すでに臨戦態勢になっているリヴァイ自身を目にして子宮の奥が疼く。早くそれで貫いて欲しい。壊れるくらいに突き上げてほしい。


「んっ、ふ、ぅ」


くわえ込み舌を這わせれば肩から流れた髪をかき上げられる。指先が首筋を掠めそれすらも快感と認識するほどカラダはぐずぐずで咥内に広がっていく雄の味に興奮はますます高まっていく。早く満たされたい一心で咽そうになるのを堪え喉を絞めればリヴァイが官能的な吐息を溢した。


「はっ…悪くねぇ」


見上げれば獣欲を宿した目。視線が交わった瞬間ずるりと引き抜かれうつぶせに押し倒されたかと思えば腰を高く上げられ割れ目にわたしの唾液とリヴァイの体液で濡れたソレをあてがわれた。


「ふ、ふ、とっくにその気だったんじゃない」


「うるせぇ」


「アッ…!」


待ち焦がれたモノを勢いよく突き立てられ背筋に電流が走り目の前がスパークした。


「おいおい…突っ込んだだけでイッてんじゃねぇよ」


「仕方ない、じゃない…欲しくて、たまら、なかったん、だか、ぁっ!」


リヴァイに容赦なんて言葉なんかある筈なく達したばかりだというのに激しく揺さぶられ強すぎる快感に無意識のうちに身をよじってしまう。
だがリヴァイがそれを見逃すはずなく、両腕を後ろで一纏めにされ腰をホールドされ更に激しく突かれカラダががくがくと震え生理的な涙が溢れた。


「あァ…たまんねぇな。そのツラ」


頬をつたう涙をぺろりと舐めとられ唇をキツく塞がれる。
無理な体勢にくわえ呼吸すらままらないキスにより再び目の前がチカチカとし意識が白み始めればわたしの中で暴れるリヴァイが膨張する。


「っ、おい、出す、ぞ、っ」


「あっ、奥、に、あっ、あぁ…っ!」


その言葉の直後に最奥で熱が弾け、快楽の波に身を任せながら意識を手放した。
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