ロリポップメラゾーマ

□06.お家が一番!!
2ページ/3ページ

※ちょっと宗教にたいしてきついことを言います。あくまでも二次創作の一部です。
嫌いな方はスルーしても大丈夫です。


「ふぁ〜あったかいな〜
お風呂はいいよね〜」

「そうだな。
で、ユウコはさっきからなにを見ているんだ・・・・・・」

視線に気付き、私は胸を隠した。
あまり胸には自信がない。
それどころか見られたくない。
だからいつもは包帯で隠してしまう。
風呂でまで隠してしまうわけには今はいかないではないか。

ユウコはうらめしそうな目を向けた。
私はゼシカより小さいんだがな。

「Cはあるよね。C、か。
日本人平均はBだからな〜私、中学から成長してないし。
やっぱり胸筋鍛えないと胸は出ないのかな?
最低Dまでは憧れるんだよね〜
整形はしたくないんだけど」

「むしろ大きすぎてもどうだろうな。
ゼシカは胸が自慢だったようだが。」

ゼシカはぱふぱふ屋でも自分のが一番と語っていた。
胸を競う必要性はない。
ただ、男は胸に惹かれるとは聞いたことがある。
巨乳の方が男は射止めやすいのだろうか。

「腹も出てるからな、私は。
クロちゃんは巨乳じゃなくてもモテるから平気ですよ!!
私が保障します!!」

「え、あ、ありがとう?
モテなくてもいいんだけど」

「ギャップ萌えに男性がやられますよ。
男勝りなクロちゃん、さっきから胸を隠してばかり。
女同士ですけど」

「え?」

顔を赤くしてユウコから離れる私がいた。
確かに女同士でありながら胸を隠すのはおかしい気がする。
こうしたがる理由がわかるだけに、なんとも言えなくなる。

「お、男のふりをして、修道院にいたからだ。
な、慣れないんだ。こういうの。
恥ずかしいな」

「修道院?信者ですか?」

ユウコが男のふりをして、という点にツッコミを入れない。
なぜだろう。
普通なら気にする点ではないのだろうか。
私なら気にするんだがな。

「宗教は嫌いかな?」

「あまり好きではないな。
歴史に十字軍とかいると嫌になる。」

十字軍とはなんだろう。
ユウコの世界にいた宗教団体だろうか。

「信者を利用して信仰のためと言いながら、不法侵略させたんですよ。
人権放棄しまくりの手で。
何が万人平等、命は等しい、ですか。
教会のまえで死にかけた子猫をスルーする人がいるのに。」

それは宗教が悪いと言うより、宗教を使う人や人の品性が関わっている気がする。
宗教も時には人の助けにはなるはずなんだ。
と、言いたいのだが、マルチェロがアレでは説得力がない。
マルチェロがたくさんいるからユウコみたいに宗教嫌いが増えるんだな。

「宗教はともかく、男のふりはお疲れ様です。
いく宛ないと、修道院から出るわけ行きませんよね。
マルチェロさん苦労しただろうな〜虫除け。」

一番の虫はククールだと思うのだが、気のせいだろうか。

ゆでダコになるまで赤くなったユウコは、ふわふわとした足で浴槽から上がる。
危ないな。
早めに寝かせてしまおう。
髪が濡れたままでは風邪を引く気もするが。

「先に寝てなさい」

「え。
・・・・・・はーい。寝ます寝ま〜す。
ふぁ〜、アクビが」

ふわふわしている理由は眠気かもしれない。
私は浴槽から上がるともう一度、自分の胸を見つめた。
巨乳よりギャップとやらを掴んだらいいのだろうか。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ