ロリポップメラゾーマ
□05.ククール、飲み物を買いました。
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「クロちゃん、胃が弱いの？」
「少しな。まあ大丈夫だろう。」
「鹿がいいんだよ、胃が弱い人には。」
鹿肉か。確かにいいらしいな。
ただ食いたくない。
熊肉が一番嫌いなんだけどさ。
「鹿肉か。
人肉に近いからと言われているな。」
兄貴、なにを言っているんですか!!
現在食事中ですからね。
人肉って共食いだろ。
犯罪だ犯罪。そして鹿肉が人肉に近いって何？
考えると怖い。
「ブロックだよね。
おんなじものを取り替えるんだから人に近い方がいい。
でも犯罪だから。それに気持ち悪いし。
嫌だよ。だから鹿肉!!」
「鹿ね･･････
とりあえず、クロノスさ、腹壊したら背負ってやるぜ。」
あ、地雷踏んだな。
兄貴がめちゃくちゃ睨んでいる。
ククールは逃げられない!!
ならさっさと一線越えてしまえ。
手元にないと不安だろうに。
自由に恋愛できない人生なんてオレには無理だね。
婚約者や妻は安全パイを確保し･･････
こんな台詞、エイトたちとの旅で言った気がする。
「ねぇねぇ!!
この討伐依頼したらお金いくらになるの？
土地は買えるかな？
私、Mサイズのピラミットがいいな!!」
さっぱり訳わかりません。
Mサイズってなんの話だよ。
しかもピラミットの家はいらないだろう。
「全員の報酬を回収すれば20万は越えるな。
予定では二階建てのテラスのある家にする予定だ。
異論があるなら論破してもらおうか。」
「え〜
かわいくない。テラス使わない。
面白味に欠ける。目立たない。
そして私が嫌だ!!」
論破じゃない。
それは感情論に近いからな。
クロノスは爆笑で済ませる気か。
「目立つ必要はあるまい。」
「あるよ。目立って人気になれば情報は集まるわよ？
その代わりに偽物情報もふえるけど」
「ほぉ･･･ククールより出来がいいな。」
泣くぞ、兄貴。
ククール様は出来がよすぎるんだ。
だから周りがついていけないんだよ。
それにピラミットの家は･･････
「土地が砂漠じゃないと似合わないだろ。」
「あ。
私、ジャングル地帯に置きたかった。
グレンの住宅地か〜」
「えっ。あ･･････
マルチェロ、私はトゥーンタウン地区かマッシュルーム地区がいいんだが。」
「ユウコ、クロノス。
いつ住宅地を見学しに行ったのだ･･････」
マルチェロが呆れながらも意見を聞いているようだ。
おかしいな、オレには聞かないのか。
それと16歳がジャングルに家を建てたいということは
誰もつっこまないのか。