ロリポップメラゾーマ
□03.ククール一行、金が欲しい。
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宿屋生活なんてやりたくないんだよな。
旅をしてた時から宿屋生活だったし。
「ところでさ、職業はどうなの？
金稼ぎに討伐依頼受けたりしても、戦えないと意味ないし。」
戦えないと？
いや、オレ、ラプソーン倒すぐらい強いし。
･･････まさかレベルリセットとかないよな。
どうやら他の二人も同じ結論に至る。
あぁ嫌だな。
またレベルあげ。
「確認･･･するか。」
クロノスがおそるおそる言い出した。
確かに確認しないとヤバいな。
おそるおそる確認する。
･･････？
「オレ、僧侶80。魔法使い70。
その他全部47。47って中途半端だな。」
「私は･･･賢者72。魔法使い80。僧侶70。
その他の職業は、全部40。
マルチェロは？」
「僧侶60。魔法使い55。魔法戦士60。パラディン70。
その他全部50だ。」
めちゃくちゃ平均!!
なんでもやれるじゃんか。
兄貴が物理だな。戦士、パラディン、バトルマスターとかやってもらうか。
あれ、ユウコは？
「･･････なんで!?
なんでみんな上級職解放されてんの？
私、下級職だけなんですけど？」
「あ？あれか？
上級職やるにはなんか証いるみたいなやつか？
で、どうだよ？」
「･･･みーんな20。」
「あーうん。」
かわいいな、守りたくなるぜ。
強いオレらが姫を守るみたいな。
･･･ま、また守るのか!!
馬姫を守りましたが。
「もしかすると、元いた世界に影響されているんじゃないか？
と、なると。ユウコちゃんは運動苦手？」
「･･･はい。ハンドボールは5だし、
上体起こしは15回。
50m走は11秒･･･やっぱりダメね」
そんなガッカリされるとな。
これからレベルをあげればいいし、
上級職はこれからやればいいし。
気にしなくていいだろうに･･････
あ、兄貴？
机に何を並べてるんだ!?
金!?あ、オレの金は!?