人々の女神

□16.それが好み。
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「ククールさんはボンッ、キュッ、ボーンが好きなんですか?」

・・・?
アテナ、何が言いたいのかな。

あ、サザンビークの王族親子の会話を聞いていたからか。
意味がわからないと思っていたのに。

「エイトさんが胸が大きくて腰は細くてお尻が胸より少し大きめを言うって」

それはエイトの好み。絶対好み。
まぁ貧乳好きもいかがかな。

「いや、その・・・ありのままがいいかな。
アテナはそのままが可愛いから大丈夫だ」

「ククールさんはボンッ、キュッ、ボーンじゃないですね」

だったらマズイだろ。
オレの性別が変わってるし。

「二人とも、チャゴス王子を連れて王家の山に行くわよ!!・・・それとアテナ。
ククールはボンッ、キュッ、ボーンじゃなくて、胴長よ」

オレはしばらく自分の足を眺めてから歩き始めた。

・・・・・・確かにそうかもしれない。

〜〜〜〜
さすがのエイトにも堪えるチャゴスのウザさ。
アルゴンハートでかいの出るまで帰らないだと?

あのエイトが黒いオーラ出しながらヤリにヒビが入るぐらい握り・・・
その先は語りたくない。

「あ、ククール。あげる。」

エイトは何かを投げて寄越した。
チャゴスが捨てたアルゴンハート。
ただし、小さいやつ。

「エイト、これ・・・」

「いつかククールが女を口説く際に使うかなって」

何を言う、エイト。
貰えるものは貰うが。

ククールは自分のふくろに入れた。
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