ロリポップメラゾーマ

□18.VSアトラス
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私は斧を構える。
戦いのさいに構えないやつなどいないだろう。
気を付けるべきはアトラスの『大地の怒り』ぐらいだろう。
くらえば立ち直りが効かない。
もっとも私一人なのだから立ち直りも何もないのだが。

ブンッ!!

棍棒をスレスレで避ける。
戦士なら真・やいばくだきでもやれたのだが、今はレンジャーだ。
ベホイミはあるから回復はできる。
かぶとわりは効くのだろうか。
オノむそうは一体相手に意味はないし。

来た。

『大地の怒り』だ。
ジャンプをしながら後ろに下がった。
タイミングぐらい見極めることはできる。
それが出来ず法皇など望むものか。
エイトさえ邪魔をしなければ……
斧にやたらと力を入れていたことに気づいた。
アトラスに八つ当たるとするか。

「正当法で戦ってやるぎりはないからな」

今すべきはこいつの足止め。
最低限、先に向かった三人に被害を出さないようにすること。
ククールなどどうでもいいが!!
二人は守ってやる必要があるからな!!

アトラスが棍棒を振り下ろした瞬間に、アトラスの目に向かい斧を投げ飛ばした。
目が使えなければ脅威は力のみ。
しばらくは痛みで動けないだろう。
現に目を押さえしゃがみこんでいるのだから。
おまけに格闘スキルのせいけん突きを後頭部に入れておく。
斧をアトラスの目から抜き取り、背中に下げる。
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