ロリポップメラゾーマ

□17.時空の狭間
1ページ/3ページ

準備を終えた四人は扉の前に立った。

敵か味方かわからぬ者から渡された鍵を使い、わからぬ場所にたどり着く。
準備もせずに行くわけには行かないだろう。

旅芸人Lv52になったばかりのユウコはあまりいい顔をしない。
行きたくないようだ。
いい顔をしないのはユウコばかりではない。
クロノスは腰を擦っては嫌な顔をした。
理由について考えたくないオレは、とりあえず視線を扉という事実に向けた。

「眠いよ〜
開けたら異世界に繋がるネタはゲームだけにしてよね」

「繋がるネタか。
……なんでオレはソッチ系の妄想しかしないんだ。」

「ククール、本当に僧侶?」

準備を終えた四人は扉の前に立った。

敵か味方かわからぬ者から渡された鍵を使い、わからぬ場所にたどり着く。
準備もせずに行くわけには行かないだろう。

旅芸人Lv52になったばかりのユウコはあまりいい顔をしない。
行きたくないようだ。
いい顔をしないのはユウコばかりではない。
クロノスは腰を擦っては嫌な顔をした。
理由について考えたくないオレは、とりあえず視線を扉という事実に向けた。

「眠いよ〜
開けたら異世界に繋がるネタはゲームだけにしてよね」

「繋がるネタか。
……なんでオレはソッチ系の妄想しかしないんだ。」

「ククール、本当に僧侶?」

悲しいぐらいに冷たく言われたオレ。
こんな先の見えない状態でよくいうぜ、ユウコのやつ。

扉の先は予想通り異世界(?)に繋がっていた。
しかも先の見えない長い長い道がやたらに続いている。
ルーラの有り難みがよくわかる。
ユウコなんか体力が持たないだろうに。

とりあえず歩き始めるのだが、皆して万全じゃない。
腰を擦っては嫌な顔をするクロノスに、体力のないユウコ。
あのマルチェロでさえ疲れが微かに見えている。
この様子だとうまくなれてないな、兄貴。
気を使う気はないんだがな。

しばらく行くと広場に出た。
そうはいうがただ広いエリアに出ただけ。
奥には扉が控えている。
これは何かをクリアしない限り開かないパターンだろう。
追憶の回廊みたいなノリだ。

疲れが覗くマルチェロは、扉に向かい歩き始める。
警戒はしているのか、後ろに逃げれる体勢でドアノブに手をかけた
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ