黒を纏う聖堂騎士団員

□10.メンバーに紛れた王女様
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「いや〜王妃様いい乳してたよな。
オレが生きていた王妃をメロメロに・・・・・・」

「ククールをメラメラにならしてあげるわよ?
赤がよく似合うメラメラさん?」

「ゼシカ、教会に行く金が増える。
絶対そいつのために金は使いたくないよ!!
ヤンガスに使う方がマシだからね!!」

「しかも棺を持ち歩くのか。
嫌だな。辛いな。捨てたいな。」

「あっしに任せるでげす!!」

「「「持たなくていいよ」」」

ククールが悲しくなり口を閉じました。
そんな中、次はパルミドに向かいます。
あぁ・・・アスカンタには何のために来たのやら。
トロデにキラの話さえしなければよかったのさ。
黒いノートを探すより楽な話でよかったよ。
さて、パルミドに着いてトロデ王のワガママから酒場にいく皆様。

そこから情報屋に会いに行く男性グループと酒場待機女性グループに分かれました。
クロノスは酒場の荒れすがたを見て、トロデ王が叫ばないのが不思議だなと思いました。
嫌な予感しかしませんね。
馬車で町に入れる時点でいいのかね。
パルミドって馬車が通るには狭いじゃないか。

「あんな姿でも酒ぐらい飲みたくなるわよね。
トロデ王も大変だわ。魔物を倒す私達が一番大変だけど。
クロノスは修道院で苦労した?
あんな行け好かない奴らばっかり」

「池、空かない?」

「・・・・・・あまりいい人ばかりじゃなさそうだったわよね、修道院って。
二階からイヤミとか」

「あ、そういうやつか。
どうかな。マルチェロには苦労しなかった。
ククールよりいいやつだし。
困ったのは水浴びぐらいだな。
あの時ばかりはククールとマルチェロが手を組んで周りを言いくるめてたっけ?」

「あのイヤミ兄弟が・・・」

ククール、イヤミ野郎扱い。
短気野郎ではありますよね。
腹が立つぐらい八つ当たりされる不愉快!!
「なかま」コマンド使わなくしちゃうわよ。

「覗きに行こうとする連中にオレ、試し打ちって言いながら弓使ったんだぜ?」

「へぇ・・・・・・
ってなんでいるんだ。」

「なんか情報屋、いないらしいぜ。」

ちょっかりいるククールを眺めるクロノス。
イヤミ兄弟と言われて、兄弟だったかと再確認したいようです。
少しイヤミぐらい言え、今だけ、クロノスのために。

その時、酒場の外から馬の鳴き声と激しいもの音がしました。
慌てて見に行くと馬姫様がいません。
馬車まるごと盗まれたようです。
やって来たエイトがヤンガスを睨み付けます。

「あっしとしたことが」

「・・・で、どうすればいいの、ヤンガス?」

「・・・・・・あ、あにき、こわいでげす」

とりあえず馬姫探しが始まりました。
クロノスは真っ先にパルミドの高台に上ります。
そこから見える景色はぜっ・・・けいではありません。
汚れ腐った町でした。

「ちょっと〜クロノス降りてきてよ〜」

「ゼシカ、上から見れば相手の逃げた先が予想つくのさ。
本来なら辺りが見え、紛れ込めて、逃亡経路が複数確保できる場所だが。
さすがにパルミドじゃ無理か。
・・・・・・あそこだ!!」

ジャンプで降りるクロノスを驚きながら眺めるゼシカ。
高台を下りたそばにある建物に入り・・・
正確には蹴りで扉を破壊し、
武器を構えてました。
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