長編

□はじめまして!!
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久しぶりに海外から名無しの両親が帰ってきた。
もうその時には僕は寮生活をしていて、大学もやめていた。
名無しに会う機会が減ってしまうかと思ったが向こうから連絡が来てたまに会っている。
変わらず振られっぱなしでメールが来たときは毎回ふられたぁああああだった。
変わらないことにホッとしている反面活動が始まって毎日が練習特訓。
返信を返すのは夜になってしまっていた。

ある日いつものように7人で練習していると社長と、そこには何故か名無しがいて

三月「あれ?新しいマネージャーかな?かわいい」

その声に一斉に社長のほうに視線がいった。

壮五「名無し?!なんでここにっ!!て・・・お母様にお父様まで」

社長「みんな練習をやめて一回話を聞いてくれないかな」

全員「なんだなんだ」

みんなが名無しを見ている。

大和「社長、彼女たちは?」
社長「うむ。実はこの女の子の両親と私は長年の友人でね。頼まれごとを引き受けたんだ。名無し名無しちゃんをこの寮に入れることにしたんだ。よいかな?」

「できることはしっかりやりますのでよろしくお願いします」

深くお辞儀をする名無し。僕の胸は高鳴る。反面不安も押し寄せた。
名無しがここの誰かに恋をしてしまわないだろうか・・・と

陸「社長。でも寮はもう満杯ですよ?」
なぎ「Oh!!そういうことでしたら私のお部屋n」
社長「ご両親のお願いで部屋は逢坂君と一緒にしてほしいといわれてね」
なぎ「Oh!!No!!ソウゴ!!あなた彼女とはどんな関係なんですか?!」
大和「恋人か?」

にやにやしているメンバー。本当は僕の彼女と言いたい。でもこれは僕の片思いで彼女は今は隣に誰もいないフリーな状態なもので

「あ、彼とは幼馴染で親友なんです!!」
「名無しがお世話になっているようで私たちも面識がありますので一緒に居てもらいたいなと」
「私たちは完全に海外に住むことになってしまった。娘も連れて行きたいが、どうもここに残りたいらしい。一人娘で心配でね。友人である社長に相談したら連れてきたらいいと言ってもらえて。そこに壮五君もいるから安心かなと考えてこの寮に住まわせてもらうことになったんだ」

陸「それって・・・ある意味心配じゃ・・・」
大和「そうだな。ある程度のお年頃の二人を一緒の部屋にするほうが不安じゃないか?」
「そこは壮五君を信じているから大丈夫さ。ね、壮五くん」

名無しの父は釘をさすようにこちらにウィンクをしてきた。牽制が怖いですお父様

壮五「え、いや、それは名無しも嫌なのでは?」
「大丈夫!!そうちゃんはそんなオオカミじゃないもん。どちらかというと草食べてる人だから大丈夫」
大和「随分信頼してるんだな」
「はい!!かれこれもう14年の仲ですから」
三月「そしたら名無しちゃんと壮五は同じ年?」
「そうですよ!!」
三月「そうなんだ!!俺も21!!年近いね!」
陸「そしたら僕より年上なんだ。なんか年上に見えないなぁ」

一織「まあ兄さんも21には見えませんがね。私もこの中で彼女と一緒に住んでもらうなら壮五さんが一番安心です」
大和「確かに。ソウは草たべてるよな本当」
壮五「く、草って!!僕だって一応肉を・・・」
なぎ「名無し。なにかされそうになったらワタシの部屋に来ましょう!!助けます」
三月「正直ナギが一番危なさそうだけどな」
なぎ「!!それはひどいです。私ほどの紳士はいないですよ」

「にぎやかなメンバーですね」

わいわいしているところを名無しはにこにこして見ていた。
名無しと同居・・・僕の理性保てるだろうか
僕はそのことしか頭になかった。



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