おそ松さん夢
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「植物...毒性...幻覚...あった。オキザリス、それかこれドクダミ。」
トッティは図書館に足を運んでいた。読んでいるのは植物図鑑。しかも毒性のあるものを選び調べている。
傍らには植物図鑑以外にもオカルトじみたタイトルの本が数冊置いてある。
「植物人」「人と繋がる植物」
どれも植物についてだ。
「トド松...。何してるんだ。」
チョロ松が図書館で調べ物をしていたトド松を見つけ声をかけた。
「...あのドブスのこと調べてた。本気で花の精っていうならどんな花か。もしかしたら毒のせいでカラ松兄さんあぁなったのかもしれないからそれについても。チョロ松兄さんは何しに来たの?」
自分の弟がそこまで考えてるとは思わなかったのか目頭が熱くなる。
「ボクも同じ感じさ。さぁ、植物図鑑借りて帰ろう。家の周りをしらみつぶしだ。」
チョロ松が植物図鑑を持ち上げた。
「はい、注目!僕がカラ松兄さんに啖呵切って別れたあと、僕は図書館にいましたー!とにかく僕が調べた事を報告しましょう!」
ガラガラとホワイトボードを引っ張ってきたトド松。ちなみに「兄弟ランキング」のマグネットは貼ったまんまだ。
「はい!まずその1。ドクダミです。毒ありそう!陰日向に咲きそう!家の近くにありそう!」
トド松が次々とマグネットを貼る
「...トッティ。」
十四松が手を挙げた
「ドクダミは毒ないよ。毒を貯める意味のドクダメが変化したんだ。ドクダミ自体は解毒をしてくれる優秀な植物だよ」
十四松が淡々と言う。トド松の顔が歪むのが分かった
「ドクダミは消えたと!!」
ドクダミと書かれたマグネットが台所の方へ放られるちょうど冷蔵庫に貼られる。ナイストッティ
「じゃあもうひとーつ!オキザリスです。3月には終わりに近い花でコイツは毒性アリです。アルカロイド怖い。...僕が絞ったのはこの2つ。鬼灯は季節が違うからね。」
「よし、じゃあ家の周り大捜索だ!」
おそ松が声を挙げれば他の兄弟もおー!と勢いよく声を挙げた。
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