おそ松さん夢

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「...と言うわけで!チビ太頼むよ!お前の超絶旨いおでんを茉莉のためにテイクオフさせてくれよ!」
おそ松がチビ太に頼み込んだ。

「おそ松兄さん。テイクアウト、テイクアウトね。」
隣のチョロ松
「茉莉のためなら仕方ねぇが。その...自称花の精の顔を見て見ねぇとな。ば、バーロー」
不自然に加えられたバーローと言う言葉

「え、何。あんなドブス見たいの?」
おそ松はチビ太に言った

「...実は昔、自称花の精とデートしたんだ。2日ぐらい。」

「...ねぇ、詳しく話聞かせてよ」
一松の声。チビ太はうなずいた。


「かくかくしかじかテヤンデイバーローチクショー!!ってやつよ。...そりゃお前らから見たら大事な従姉妹泣かしてるドブス女かもしれねぇけどよ。俺にとっちゃあ、大事なやつなんだ。」
チビ太はたまごをすくい上げる。

「うーん。でもチビ太の話を聞く限り、その花めっちゃイイヤツじゃね?てか、本気で花の精説採用すんの?」
おそ松がいとこんをすすった。

「でもトッティの話がウソとは思えない。仮にドブス自体がウソついてるにしても見破れるでしょ。トド松なら。」
チョロ松は言った。

「て、ことはアイツの本体の花を枯らせばドブスが消えてクソ松は目を覚まし、クソ松が焼き土下座して茉莉が部屋から出てくるんだな。」
一松が後半にやにやと表情を変えながら言う。

「トッティに連絡とれんの?」
低い声で十四松がしゃべる。
トッティと合流して彼の聞いた話をもっと詳しく聞きたいと考えたのだろう。しかし、今は別行動。端末を持っている人間もいない。

「...家をしらみつぶしに探そう。自分の本体なんだ。遠いところには無いだろう。」
六つ子たちは一松の意見にうなずく。

いや。とチョロ松が声を挙げた

「僕は図書館に行ってみる。どれが本体か検討付けなきゃいけないし植物図鑑なんて高いし。だから借りてくるよ。」
それぞれが役目を理解した。
お互いに視線を交差させる。

「ところでよ...十四松のその状態なのは突っ込んでいい事なのか。」
チビ太がひとことも話さず、それでいて無表情であることが不気味に思い聞いた。

「いや、俺たちもそれ困ってたから出来れば放っておいて」
おそ松、チョロ松、一松が同時に言ったのであった。



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