おそ松さん夢

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きっとR12- 自己責任で読んでね


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「ねぇ、僕を選んでよ。」

「トドくん...そんな」
柔らかな寝台には私がいてすぐ横にはトドくん。私の従兄弟。
私のいとこは六つ子だ。目の前にいる彼はその末弟。
かわいらしい雰囲気を醸し出し、とってもオシャレさん。

でもそんな彼が今私にそんな事を言っている

「兄さん達には渡したくないな。カラ松兄さん言ってたでしょ?みんな茉莉を大好きだって。」

「そりゃ、そうだけど...でもそれは従兄弟として...!」
トドくんが寝台に体重をかけた。

「茉莉ちゃん好きだよ。ランドセル背負って笑う姿も中学校のダサいブレザー着てトランペット吹く姿も高校の緑のセーラー服着て似合うかなってカラ松兄さんの周りクルクルしてたとこも。」
私の方へ近づく彼の目はいつも見慣れたトドくんではない。

「大学のひとりぼっちで泣きそうな顔も。全部愛おしかった。早く堕ちてこないかなってずっと思ってた。」
寝台のスプリングが軋む。

トドくんはベットの上、上半身だけ起こす私に覆いかぶさる様にした。

「驚いた顔もかわいい。僕のがいいな。僕のになってよ。」

「トドくん何でこんなことするの。私が嫌いなの?」
泣きそうになる。現に私は涙目だ。

「あ、ダメ!泣かないで...ごめん。ごめんね。驚いたよね。」
泣きはじめた私に動揺し彼はすぐにベットから降りた。


いつまでも泣き止まない私を見てずっとおろおろしているトドくん。

「ごめんね。あぁでも好きなのは本当なの。真剣な気持ちなんだ。難しいとは思うけど考えてほしい。僕の気持ち。」
そう言って彼は部屋を出た。

その後、松代おばさんと松造おじ様がお迎えに来てくれた。

従兄弟たちはこっぴどく叱られたらしくしばらくお小遣いを減額されたらしい。
ちなみに私の分も減額だそうだ。
来月分はちゃんと返そう。働いているんだろうし。



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