おそ松さん夢

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「んで、なに?どしたの?」
おそくんがイチくんを指さして言う

「最近...明らかに野良猫の数が減ってる。異常なくらいに」

「猫って弱ったら隠れ家に隠れるために見知った人から姿を隠すって思ってたから不思議には思えないけど」
チョロくんの言うことも一理ある。
でも、イチくんはそんなことわかってるはず...。だからこそ従兄弟たちは何も言わないんだ


「じゃあ探せばいいんじゃない!」
じゅーくんは袖をはたはたさせた。

「それだよ!トト子ちゃんにも聞いてみよう!」
おそくんはさんせー!と声を張り上げた
トト子ちゃんと言えば実家は魚屋。
野良猫の1匹や2匹顔見知りがいてもおかしくはない...のか?

私たちは飛び出して行くがアテがあるのか?
おそくんはデカパンにきこう!と言ってついて来いっ!って姿勢をとっている。
ていうか!デカパンって誰だよ!!
刑事?刑事(デカ)なの??






私は従兄弟たちに促させるままにラボのようなところにたどり着いた

「ここ何?研究所?」

「ここはデカパンの研究所だよ。パンツの中から物を出す博士の研究所さ。」

「だよ〜ん。」
異様に顔が大きい人間が出迎える。
まさか、コイツがナントカ博士!?

「おい、だよ〜ん!デカパンいるか?」
おそくんは顔がデカい人間をだよ〜んと呼び、他の従兄弟も疑問を持つ様子はない。
私は焦りが1周して落ち着いてしまった。

「ねえ、チョロくん...あのだよ〜んって人何者?」
小声でチョロくんに頼った。

「アレはだよ〜ん。僕たちが昔製造してたからかなりの個数いると思うよ。」

「へー、仕事してたんだ...え?作っ...え?嘘!アレ人工物なの!!?」
その時、目の前に黒い筒。私の前に向けられた。

「それ以上喋っちゃ命が危ない。だよ〜ん」
だよ〜んの部分でかなり和やかになっているが私は今銃口を向けられている。
動くに動けない。

「やめろってそいつはオレ達の血縁。従兄弟だよ。」
おそくんが銃口を触り下へ向ける。
危ない危ない!万が一暴発なんてしたら困ってしまう!

「大丈夫だぞ。茉莉...俺がいる...。」
カラくんは相変わらず痛いが気休めでも彼がいつもの調子なことに安心する。
私はなんてところに来てしまったのだ。



「ホエホエ。騒がしいだすよ。お客人だすか?」
デカパンとは上手く言ったものだ。
私は現れたおじさんのお召し物に注目する。

「デカパンってそう言う意味!?そう言う意味なんだね!!?」




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