博麗神社の東條希
□神田明神
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「ねぇ?穂乃果?」
「ん?なに絵里ちゃん?」
と彼女達もこちらの存在に気づいたか、彼女達からも歩み寄ってきた。
「すみません、ここで働いてる東條希さんはいらっしゃいますか?」
「東條希?ごめんだけど、そんな子知らないわ」
「ちょっと言い方酷くないかにゃ(ひそひそ)」
ひそひそしているようだが、丸聞こえである。でも嘘偽り一切していない。
本当にその人物は知らないのだから。
「そうですか。ありがとうございます!」
「いいわよ、その代わり私からも聞いてもいいかしら?」
「は、はい?」
「単刀直入に言うわ。ここはどこなの?」
「ここはどこって神田明神に決まってるんじゃないですか?」
「いいや、もっと詳しく」
「何が言いたいの?意味わかんないんだけど」
「ここは日本という国でその中の地方の東京です」
「穂乃果ちゃん多分そうゆう意味じゃ・・・・・・」
「日本・・・・・・東京・・・・・・?」
私は顎に手を当てて考えた。
確実に言えることはここは少なくとも、私が住んでいた幻想郷ではない。
更にいえば、ここにいただろう東條希という人物がいなくなっている・・・。
「これは・・・・・・ん?」
感覚。
どうやら来たようね。