博麗神社の東條希

□神田明神
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静かだ。鳥の鳴き声に程よい風。
なんて気持ちのいい日なんだろうか。
私はゆっくりと目を開けて上体を起こす。そのあとにぐーんと背伸びして首を回す。

「久しぶりにこんなに気持ちよく練れたわ」

目を擦り、視界をハッキリさせる。
そこから広がっているのは石畳に神社を囲む森林。
そして目立たつ建物。

「ん?建物?」

おかしい。いつからこんなに高い建物が出来たのだろうか?
というか。
私はその場所の周囲を見渡し、あることに気づく。

「ここ、私の家(神社)じゃない」

私の家。
幻想郷にある大きな敷地に博麗神社というのがある。そこが私の家なのだが・・・。

「ない!ないないない!!!」

むしろ、この神社なんだ!!!

混乱する頭。
そんな時だった。

「希ちゃーん!!迎えにきたよ!!」
「希ー。どこなの?」
「希ちゃん出てくるにゃー!」

と8人の女の子が私の前に現れたのだった。

「いませんね?どこにいるのでしょうか?」

「もしかして、後ろからわしわしMAXじゃとか言って襲ってくるんじゃない
にこか?」

「ふへっ!それは困るよー」

「なんでもいいけど、早く見つけないと練習時間なくなるわよ?」

「とは言われてもね?穂乃果ちゃんどうする?」

「うーん・・・・・・」

どうやら人探しをしているようだ。
私はそんな彼女達に向かっていった。
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