**頂きモノ**

□*本日、僕は*
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――――――――――ここは、放課後の応接室…またの名を風紀委員のアジト―――

バタバタバタ!!

廊下を走る音が響く―――足音…騒音の主は、この部屋の扉の前で停まったらしい―――
しかし、未だ扉が開かれる様子はない―――

(仕方ないな……)

溜め息を一つ溢して、席を立つ―――

ガチャッ!

彼を迎え入れる為に―――

『うわぁぁぁぁ!!ひ、雲雀さん……ビックリした』
「……授業が終わったら直ぐに来いって言ったはずだけど?」
『無茶言わないで下さい…ホームルームとか、掃除とか、色々あるんですよ……』

ブツブツ文句を垂れる彼、沢田綱吉を室内に招き入れる―――

『何の用ですか?その、呼び出される様な事はしてないつもりですけど……』
「何??用が無ければ呼び出しちゃダメなワケ??」
『え、いや。そんな事はないです、けど……』

全くもって彼という人物は不可解だ。自分…雲雀恭弥を恐れておきながら、文句は言ってのける―――

(だから興味が尽きないのかな?)
と、一人ゴチる―――

『何か言いました??』「別に?」
『………………』
「まぁ、座りなよ」
『は、はい……』

そこまで脅えなくても、取って食いやしないのに…。毎回こんな反応だと手を出し難くなる―――

「紅茶で良い?」
『あ、お構いなく……』
「ワォ。僕が煎れた紅茶が飲めないと?」
『めめめめ滅相も!!』

反応が面白くて、笑いがこみあげる……。どうやら音に出てたみたいで―――



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