御噺
□クリスマス(甘露)
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聖なる夜 あなたの腕の中で
神様 私達は罪をおかしているのに こんなに しあわせで いいのですか
しあわせ過ぎて 不安
すぐ目の前には 寝息をたてている あなた しあわせそうな 寝顔
「……ん〜ななぁ、ムニャムニャ……愛してる」
夢のなかにまで 出てくるほど 私を 愛してくれているのだろうか
「……真一朗、愛してる」
眠るあなたに キスをした
しあわせ
あなたの胸に 顔を埋めて あなたの 生命の音を 聴く トクン トクン
あなたが ここにいる ただ それだけで
しあわせ
おしまい