ぬ〜べ〜夢小説 ★完結★

□イタコ
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4人が向かって行ったのはとある公園だった。

ぬ「なんでこんなところに。」

美樹が誰かに話しかける。

美「いずなお姉さま!連れてきました!」

い「げっ、小学生ばっかりじゃん。小学生はお金にならないからあんまり意味ないんだよねーみたいな。」

ゆ「中学生・・・かしら。」

2人は離れたところで見ていた。

美「そんなこと言わずにぃ!」

い「・・・まぁ、いいけど。で?何が知りたいの?」

克「お姉さんのスリーサイズ!」

美樹はゲンコツを食らわす。

美「えっとね!私は明日のテストの答え!」

い「テストね・・・で?他は?」

郷「私、クラスののろちゃんって子とちょっと喧嘩しちゃって・・・まだ怒ってるかなって。」

い「はいはい、喧嘩と。次は?」

広「じゃあ、明日の天気!明日サッカーの試合があるんだ!」

い「了解。はい、あんたは?」

克「じゃあ、ぬ〜べ〜がゆきめさんと有希先生のどっちが好きなのかかな?」

広「おー!きになるー!」

美「お姉さま!リツコ先生も入れて!」

ぬ「あ!あいつら!!!」

い「はいはい。ぬ〜べ〜って人がその3人の誰が好きなのかね。じゃあ、いくよ!」

すると、筒のようなものを取り出す。

ぬ「あれは。」

ゆ「なんです?あれは。」

すると、その筒から何か出てくる。

ぬ「あれは!!くだ狐!」

ゆ「くだ狐?」

すると一匹のくだ狐がぬ〜べ〜をすり抜けいずなのところへ帰っていく。

ぬ「あ!いつのまに!」

い「あら、早かったじゃないか。どれどれ?へぇ、そうなんだ。」

美「何々?早く教えてください!」

い「そのぬ〜べ〜って奴が好きなのは有希先生らしいね。っていうか、もう付き合ってるよ。」

「な、なんだってーー!」

みんなの声が響き渡る。

ぬ「ぐぐぐ。あいつめ!」

ゆ「・・・あ!鵺野先生!」

有希が指差す方にはくだ狐がいた。

ぬ「待てこら!」

そして一匹のくだ狐を捕まえる。

い「はいおかえり〜。これが明日のテストの答えね。」

いずなは紙に書いて渡す。

い「あ、それとのろちゃんってやつ。もうそのことは気にしてないみたいだよ。」

郷「よかったー。」

広「なぁ、俺のは?」

い「あれ?天気なんてすぐわかる筈なのに。」

ぬ「こいつをお探しかな?」

「ぬ〜べ〜!」

その手には嫌がるくだ狐の姿があった。

い「ちょっとあんた何のつもり!」

美「これがさっき話してたぬ〜べ〜です!霊能力教師で私たちの担任なの。」

い「霊能力教師?」

ぬ「くだ狐で商売をしているのか。」

い「だったら何なのさ!早く返しなさいよ!」

するとくだ狐はぬ〜べ〜の指を噛みいずなの元へ帰っていく。

ぬ「くだ狐は使う人の霊能力によって能力が決まる。中途半端な霊能力で育てると痛い目を見るぞ。」

い「ふんだ!ほっといてよ!」

そう言ってどこかへ行ってしまういずな。

美「あーいずなお姉さま!」

ぬ「美樹、明日のテストは変更だ。」

そう言っていずなにもらった紙も取り上げる。

美「そんなぁ。」

郷「それより!ぬ〜べ〜!有希先生と付き合ってるって本当!?」

広「いつのまに付き合ったんだよ!」

克「ていうか、横のおねいさん誰?」

克也は可愛いと鼻の下を伸ばしていた。

郷「ぬ〜べ〜!また有希先生を悲しませるの?!」

ゆ「あ、郷子ちゃん。違うのよ!私よ私!」

郷「え?」

みんなはじっくりと有希を見る。

「有希先生!!」

美「アンビリーバボー!全然わからなかったわ!」

郷「すごーい!可愛い有希先生!!」

広「今度そっちで学校来てよー!」

ゆ「こ、この格好じゃちょっとねぇ。」

しばらく盛り上がった。

ぬ「ん?これは。」

そこには一本の筒があった。

どうやら、いずながくだ狐を筒ごと忘れてしまったようだ。

ゆ「どうしますか?」

ぬ「俺が明日渡しておこう。」

そう言って懐に筒を入れる。
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