ぬ〜べ〜夢小説 ★完結★

□恋心
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教室へ行くと、悲しい顔をした有希が立っていた。

ぬ「あの・・・宮田先生。」

ゆ「・・・なんでしょう。」

ぬ「えっと、そのぉ。」

晶「全く。ぬ〜べ〜最悪だよ。」

美樹のせいでクラス中に広まったらしい。

広「まったく。はっきりしろよなー。なぁ秀一。」

秀「ふっ。僕には先生の気持ちがまったくわからないよ。」

法「ひどいわ先生。」

静「のろちゃんの言う通りよ。」

ねー!と女子がぬ〜べ〜の文句を言う。

ま「カクカクレンジャーにお仕置きしてもらうのら!」

勝「あーあ、今回ばかりはぬ〜べ〜がわるいな。」

ぬ「う!うるさいぞお前ら!!!」

ゆ「鵺野先生・・・早く授業始めましょう。」

ぬ「は・・・はい。」

ぬ〜べ〜はしょんぼりとする。

授業は全て終わり、帰りの会が終わった後、「お疲れ様でした。」とそそくさ職員室へ帰ってしまう有希。

郷「ねえ、ぬ〜べ〜!どうすんのよ!」

ぬ「どうすんのって・・・。」

するとゆきめが教室にやってくる。

雪「あ!鵺野先生!ここだったんですねー!」

そう言って抱きつく。

ぬ「ゆ、ゆきめくん!」

雪「もう今日は終わりでしょう?デートに行きましょう!」

ぬ「う、うむぅ。」

郷「もういい!ぬ〜べ〜のばか!!」

郷子は職員室へ走っていく。

ぬ「あ!郷子!」

雪「どうしたんです?」

ぬ「い、いや。とりあえず、もうちょっと待っててくれ!」

そう言って郷子の後を追うぬ〜べ〜。

雪「先生・・・。」

職員室に行くと、帰りの支度をしている有希の姿と話しかけている郷子の姿があった。

ぬ「は、入りづらい・・・。」

外から覗いていると話が聞こえてくる。

郷「有希先生・・・大丈夫?」

ゆ「・・・なんのこと?特に普段と変わらないけど。」

郷「嘘つかないでよ!どうして自分の気持ち隠しちゃうの?」

ゆ「・・・。」

リ「あら、宮田先生どうしたの?」

ゆ「な、なんでもありません。お疲れ様でした。郷子ちゃんも気をつけてね。」

リ「あら、もう帰っちゃうの?」

郷「有希先生!!」

その言葉を無視して外に行く有希。

すると、職員室を覗いていたぬ〜べ〜と目があう。

ぬ「あ!」

ゆ「・・・。」

有希は黙ってぬ〜べ〜を横切る。

その目には涙が流れていた。

それに気がついたぬ〜べ〜は有希を追いかける。

それから逃げる有希。

ぬ「・・・宮田先生!!」

ぬ〜べ〜は廊下のはじの方で有希の腕を取る。

ゆ「痛い・・・離してください!」

ぬ「あの・・・ゆきめくんは・・・俺のせいで山へ帰れないみたいなんです。」

ゆ「・・・山へ?」

ぬ「はい・・・だから、今後どうするか・・・今日話し合おうと思っていて・・・。」

ゆ「・・・そうですか。」

ぬ「それに・・・俺が・・・本当に」

何かを言おうとした時ゆきめがやってくる。

雪「先生〜!!早く帰ってきてください〜!ゆきめ寂しいです!」

ぬ「うわ!ゆきめくん!」

背中に抱きつくゆきめにびっくりして有希の腕を離す。

ゆ「・・・それではお先に失礼します。」

そう言って走って帰る有希。

ぬ「宮田先生!・・・とほほ。」

ぬ〜べ〜はとりあえず宿直室にゆきめと向かった。
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