スコール夢小説★完結★
□スコールとアーヴァイン
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セ「おかえりリノア!」
リ「ただいま!!」
ゼ「無事でよかったな!!」
リ「でもなんだか恥ずかしいな。追いかけてくるベリンダもシカトして、覚悟してエスタに行ったのに。」
キ「恥ずかしがることじゃないわよ。」
べ「みんな、リノアが帰ってきてくれて嬉しいんだからね。」
リ「・・・うん。みんな、ありがとう。」
ア「・・・スコールさっきから黙ってるけど何かあった?」
ス(・・・しらじらしいな。)
リ「・・・アーヴァインとベリンダが手繋いでたからやきもち妬いちゃったとか?」
べ「・・・。」
ス「なっ、何言って!」
ゼ「・・・てことは思い出したのか!?」
ス「・・・あぁ。」
べ「・・・そんな事、今はどうでもいいでしょ。」
ゼ「お、おう。そうだな・・・。」
リ「何を思い出したの?」
ゼ「あー。ま、まぁ・・・子供の頃の話だ!」
リ「・・・ふーん。」
ゼルはリノアとベリンダに挟まれアタフタしていた。
キ「ねぇ。とりあえず、これからどうするか考えましょう。」
みんなが話す中、アーヴァインはスコールの前に来て、小さな声で囁いた。
ア「今更思い出しても、もう遅いよ。あの時言ったこと、忘れないでね。」
ス「・・・お前。」
ゼ「とりあえずエスタに来たルナティック・パンドラをなんとかしなくちゃならねぇよな?」
ルナティック・パンドラとは月の涙を誘発するようだ。
ゼ「あれはガルバディア軍が動かしてるんだ。てことは、サイファーも関係してんだろ?」
ス「サイファーはアルティミシアの言いなりだ。」
ゼ「そうだ!アルティミシア!俺たちの時代に来て好き勝手させてたまるかってんだ!俺たちは魔女を倒すSeeDなんだ!ぶっ倒して後悔させてやろうぜ!」
ス「ゼル!」
ゼ「あ。す、すまねぇ。」
リノアを見て謝る。
リ「ううん、大丈夫・・・。そうだ、みんなが過ごしてた孤児院にいかない?人のいるところとか、あんまり行きたくないから。」
べ「リノア・・・。」
リノアの願いを聞き、イデアの家へと向かった。
アーヴァインは1人外を眺めていた。
そこにスコールがやってくる。
ス「アーヴァイン。」
ア「何〜?」
ス「・・・その。」
ア「ベリンダを諦めろって話〜?それは無理だってさっき言ったでしょ〜。」
ス「・・・俺は、負けないからな。」
その言葉にアーヴァインはスコールの方へ振り返る。
ア「・・・それは僕だって同じさ。散々ベリンダを泣かせといて、記憶が戻ったから俺のものですみたいな・・・。」
ス「・・・。」
ア「僕そんな人にベリンダを幸せにできると思えない。」
ス「・・・。」
ア「リノアを助けに行った時だって別に抱き合う事ないでしょー。」
ス「それはリノアがくっついてきたから・・・。」
ア「・・・そりゃ好きな人が助けに来てくれたら抱きつきたくなるもんね〜。」
ス「・・・。」
ア「リノアの気持ちも気づいてるんだろ?」
ス「・・・あぁ。」
ア「なら、リノアのためにもはっきりした方がいいんじゃない?」
ス(リノアの為にも・・・。)
ア「・・・とりあえず、僕は諦めないから。後悔したくないんだ。」
そう言って部屋を出て行こうとする。
ア「うわ!盗み聞きなんてダメだぞ〜!」
その声に振り返るとゼルがニヤニヤして立っていた。