スコール夢小説★完結★
□エルオーネ
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イ「私はずっと魔女アルティミシアに心を乗っ取られていました。」
ス「アルティミシア?」
イ「彼女は未来の魔女です。私の何代も何代も後の遠い未来の魔女です。アルティミシアの目的はエルオーネを探すこと。」
べ「エルオーネ・・・。」
イ「エルオーネの不思議な力を求めているのです。怒りに満ちたアルティミシアにエルオーネを渡すわけにはいきませんでした。」
ゼ「・・・。」
イ「私にできることは、私の心をアルティミシアに明け渡して私自身を無くしてしまっことでした。そうしなければエルオーネを守れなかったのです。」
セ「ママ先生・・・。」
イ「その結果がみんなの知ってる通り。ガルバディアに現れたのは、アルティミシアに屈した私の抜け殻でした。」
ア「・・・。」
イ「アルティミシアはまだ目的を果たしていません。だからまた、私の身体を使って行動を起こすでしょう。もしその時は・・・頼みますよSeeDたち。」
ス「・・・ママ先生。リノアに何が起こったのかわかりますか?」
イ「水色の洋服を着た女の子ですね?かすかに覚えています。何があったのですか?」
ス「ママ先生との戦いに参加しました。戦いが終わって気づいたら・・・身体が冷たくて全然動かない。」
シ「リノアは死んでしまったのですか!?」
ス「・・・わかりません。」
イ「ごめんなさい、スコール。私は力になれそうにありません。」
ス「・・・そうですか。」
シ「スコール、気持ちはわかります。でも君は指揮官なのです。ガーデンの他の生徒達も自分達の戦いの結果や行方を知る権利があります。」
ス「・・・。」
シ「ここで聞けるだけの情報をガーデンに持ち帰りなさい。リノアだけじゃありません。みんなが戦ったのです。」
ス「・・・はい・・・。」
スコールはママ先生から話を聞いた。
べ「・・・なぜエルオーネを探しているのですか?」
イ「彼女は人の意識を過去に送る力を持っています。」
セ「ラグナ様の夢みたいな?」
キ「そうね。」
ア「そうか!アルティミシアはこの時代からさらに過去へ自分の意識を送りたいんだ!」
ス「過去で何をする?」
イ「・・・時間圧縮。時間魔法の一つです。過去、現在、未来が圧縮される。」
ゼ「圧縮されたらこの世界はどうなるんだ?!」
セ「うーん。」
ここで悩んでも答えは出なそうだ。
ス「とりあえずガーデンへ戻ろう。放送でみんなに知らせる。」
キ「うん。」
スコールはガーデンに戻り放送を流した。
ス「以上が大体の状況説明だ。アルティミシアより先にエルオーネを探して保護する。しばらくは情報収集が基本になる。ただ、戦闘準備も忘れないでくれ。」
放送を終えると、どこかへ行こうとする。
べ「どこ行くの?」
ス「・・・リノアの様子を見てくる。」
エレベーターで降りていくスコール。
ベリンダは黙って見送った。