スコール夢小説★完結★

□過去
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スコール達はセルフィの前のガーデン、トラビアガーデンへ向かっていた。

ス「酷いありさまだな。」

べ「セルフィ・・・。」

トラビアガーデンは最初のミサイルで悲惨な姿になっていた。

セ「あたし、行ってくる。」

ス「気をつけろよ。」

うんと頷き、セルフィは網をうまく登ってガーデンの中に入っていった。

スコール達も入る事にした。

ガーデンの中もめちゃくちゃだが、生き残った人もいるようだ。

その中にセルフィの友達がいたようで喜び合っていた。

セ「あ!みんな!」

「セルフィが言ってた人達?」

セ「うん!」

「えっと、セルフィがお世話になってます。」

友達はぺこりとスコールに頭を下げる。

ス「・・・セルフィは良くやってくれてる。」

素直なスコールの返しに微笑むベリンダ。

セ「なんか全然スコールぽくない〜!」

キ「これもベリンダのおかげね!」

べ「わ、私は何も!」

ゼ「照れんなって!」

ベリンダはゼルの足をぎゅっと踏む。

ゼ「いってー!!お前ら!俺をなんだと思ってるんだ!」

やれやれと首を振るスコール。

セ「あはは!」

「なんか、賑やかそうやね!」

セ「うん!」

セルフィは楽しそうに話をする。

セ「あ!悪いんだけどこの先の運動場で待っててくれる?」

ス「わかった・・・俺たちのことはきにするな。」

セ「・・・うん、ごめんね!」

みんなは先に運動場へと向かった。

ス「セルフィが来たら帰る。それまで待機だ。」

皆はセルフィを待つ事にした。

しばらくすると、セルフィが走ってくる。

セ「みんな!ワガママ聞いてくれてありがとう!」

ア「気ぃ落とすなよ。」

セ「ありがと!・・・ねぇ、スコール。魔女と戦う時は絶対に連れていってよね!敵討ちなんだから!」

ス「・・・あぁ。」

リ「・・・あのさ。」

セ「ん?」

リ「バトル・・・しなくちゃダメなのかな?他の方法ってないのかな?」

ゼ「おいおいおい!今更そりゃねぇだろうよ。」

リ「どこかの頭のいい博士がバトルしなくてもいい方法を考えてるとか。」

ス(だったらどうなんだよ。)

べ「あったらいいよね。バトルしなくても解決する方法。」

リ「そうでしょ?!」

べ「でも・・・誰も、何もしてない。みんな魔女が怖いのよ。」

リ「でも!」

べ「・・・私もみんながいなくなったらって考えると、恐いよ。」

リ「えっ・・・。」

べ「ミサイルが発射された時、バラムガーデンのみんなは無事なのか。リノア、キスティス、ゼル、スコール・・・。みんな生きているのか、不安だった。」

リ「・・・。」

べ「セルフィとアーヴァインと一緒に帰れるのかって考えると恐くなった。」

リ「・・・なら!」

べ「でも、だからこそ戦わなきゃダメなの。」

リ「えっ。」

べ「大切な人たちを守るため・・・大事な世界を守るため。戦わなきゃダメなのよ。」

リ「・・・。」

ア「・・・僕にもわかるよ、リノアの気持ち。」

アーヴァインは地面に落ちてたバスケボールを持つ。

ア「誰かいなくなるかもしれない、好きな相手が自分の目の前から消えてしまうかもしれない。そう考えながら暮らすのって辛いんだよねー。」

そう言ってボールをゴールへ投げるとうまく入る。

ア「僕が子供の頃・・・ありゃ4歳くらいだったかなぁ。」

アーヴァインは過去のことを思い出した。
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