スコール夢小説★完結★

□魔女の騎士
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からくり機械が止まる。

すると凱旋門の門がガシャンと閉まった。

中にはサイファーとイデアが閉じ込められた。

ス「アーヴァイン・キニアス!」

震えるアーヴァインの名を呼ぶ。

ア「だ、だめだ!!すまない。僕、本番に弱いんだ。」

するとベリンダがアーヴァインの手を取る。

べ「アーヴァイン。あなたの狙撃の技術は素晴らしいわ。ちょっとしか一緒に戦ってないけどわかる。」

ア「でも!」

べ「あなたは1人じゃない。」

ア「えっ・・・。」

べ「撃つ時は1人でも、すぐそばに仲間がいる。」

リ「ベリンダ・・・。」

べ「だから、メソメソするのはもうやめなさい。」

その言葉を聞いたアーヴァインは深く息を吐き気合いを入れる。

そして銃を構えた。












アーヴァインの撃った弾は確実にイデアを捉えていたが、魔法の力ではじき返した。

ア「すまない・・・。」

ス「いや、狙いは正確だった。あとは俺たちに任せろ。」

スコールはベリンダを見る。

ベリンダは黙って頷く。

2人はそこから飛び降り車を奪い、魔女の元へと向かった。

べ「サイファー!」

魔女の前に立つサイファー。

サ「久しぶりだな・・・ベリンダ、スコール。」

ス「・・・。」

サ「俺は魔女の騎士となった。これが俺の夢だった。」

べ「何を言っても無駄なようね。」

サ「2人まとめてかかってこい!!」

やはり2人はサイファーと戦うことになってしまった。

戦いの最中、リノアの言葉が蘇る。


『もちろん、避けられたらって思うよ。』


べ「・・・サイファー。」

サ「あ?」

べ「私は・・・本当はあんたと戦いたくない。」

ス「・・・ベリンダ。」

べ「私は・・・またガーデンで偉そうに歩くあんたが見たい。スコールと喧嘩して・・・キスティスに怒られる2人がみたい!」

サ「はっ!!戦いたくないだと?冷静沈着なお前はどこに行った!」

そう言ってベリンダの肩を斬る。

血を流し倒れるベリンダ。

ス「ベリンダ!!!」

べ「だ、大丈夫よ。」

切られた腕を押さえながら上半身を起こす。

サ「誰の影響か知らねぇが、腑抜けたなベリンダ。」

ベリンダの前にスコールが立つ。

ス「・・・覚悟しろ、サイファー。」

2人は勢いよく走り出した。











サ「この俺様が負けただと!?」

そう言ってその場に膝をついてしまった。

ス「ベリンダ!大丈夫か!」

べ「・・・ごめんスコール。サイファーの言う通り、腑抜けてた。」

ス「・・・そんな事ない。」

べ「え?」

ス「お前の気持ち・・・俺にはよくわかる。」

べ「スコール・・・。」

スコールに支えられ立ち上がるベリンダ。

すると魔女イデアも椅子から立ち上がった。
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