コナー夢小説★完結★
□任務
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エ「ここよ!」
コ「入りましょう。」
バーに入るとカウンターに座るハンクがいた。
ア「アンダーソン警部補。私はコナー、サイバーライフから派遣されました。先程署にご挨拶に伺ったのですが、ここのバーにいるはずだとエマ巡査部長に言われて来ました。」
ハ「あ?エマだと?」
後ろを振り返ると緊張したエマが立っていた。
ハ「新人とアンドロイドが何の用だ。」
コ「あなたとエマ巡査部長は、ある事件の担当になりました。アンドロイド絡みの殺人事件の捜査です。」
ハ「・・・。」
コ「所定の手続きに従い、捜査補佐専門モデルの私が配属されました。」
ハ「助っ人なんか必要ないね。プラスチック野郎の助けなんてもってのほかだ。わかったら大人しくお家に帰るんだな。」
エ「アンダーソン警部補・・・。」
ハ「それに、エマがいるなら2人で勝手にやればいいだろ。俺に構うな。」
コ「彼女は所属して約1年です。新人教育も兼ねて、あなたにお願いしたいとファウラー警部がおっしゃっていました。」
ハ「ハハッ!俺の教育なんか受けたらろくでもない刑事になっちまうぞ。」
エ「・・・アンダーソン警部補!お願いします!私にとって、いままでで一番大きな任務なんです!」
ハ「・・・。」
エ「未熟な私に力を貸してください!」
ペコリと頭を下げる。
ハ「・・・殺人って言ったか?」
エ「え?」
頭を上げチラッとハンクを見る。
ハ「現場はどこだ。」
エ「あ、ありがとうございます!」
エマはコナーとハンクを乗せて現場へ出発した。
ハ「お前はここにいろ。行くぞ、エマ。」
エ「は、はい!」
現場へ向かうと後ろの方で声が聞こえる。
「アンドロイドは立ち入り禁止です。」
コナーは命令を聞かず一緒について来たようだ。
ハ「・・・俺の連れだ。」
コナーは中へ入ってくる。
ハ「口を開いたり、何かに触ったり、俺の邪魔をしたりするなよ。」
コ「はい。」
事件の内容はこうだ。
数ヶ月間家賃を滞納していたので、家主が家の様子を見に来た所、死体を発見したらしい。
害者の名前はカルロス・オーティス。
彼には窃盗と加重暴行の犯罪歴があった。
近所付き合いはなく、一日中引きこもっていたらしい。
死亡したのはおそらく3週間以上前。
死体の近くにはキッチンナイフが落ちていた。
無残な姿の死体を見て、エマは思わず顔をしかめる。
エ「うっ。」
ハ「こんなんで怯んでたら刑事なんて続けらんねぇぞ。」
エ「は、はい・・・。」
ハ「それで、こいつのアンドロイドの情報は?」
「今はない。所有してたって話だが、見当たらなかったよ。俺は外に出てるぞ、後はご自由に。」
ハンク達は捜査を始めた。